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必要性を再度説明へ 楢葉の事前調査で環境省 中間貯蔵施設

中間貯蔵施設の現地調査への反対意見が相次いだ行政区長会議

 東京電力福島第一原発事故に伴う中間貯蔵施設整備で、環境省は20日、いわき市の楢葉町いわき出張所谷川瀬分室で開かれた行政区長会議に初めて出席し、現地調査の必要性を説明した。区長からは反対意見が多く出され、年明けに再度、同省が説明する場を設けることになった。

 全20行政区のうち18の行政区長が出席し、冒頭以外非公開で開かれた。終了後、環境省の奥主喜美大臣官房審議官は「警戒区域が再編された楢葉が候補地になっていることなどへの反対意見が相次いだ。事前調査が必要だということを繰り返し丁寧に説明したい」と語った。

 町行政区長会の橋本盛一会長は「初めて話を聞き、さまざまな意見が出た。難しい問題で行政の対応を見守りたい」などと述べた。

 松本幸英町長は「建設ありきの調査だと懸念する厳しい声があり再度検討を重ねなければならない」と受け止め、今後の説明会を踏まえて現地調査の受け入れを判断する考えを示した。

 松本町長はこれまで現地調査受け入れには町議会と行政区長会の理解が必要との認識を示している。

■候補地は9カ所

 中間貯蔵施設の建設候補地は楢葉町の1カ所、大熊町の6カ所、双葉町の2カ所の計9カ所ある。

 大熊町の渡辺利綱町長は11月28日に開かれた県と双葉郡八町村との協議会で、佐藤雄平知事が現地調査受け入れを表明した際、細部の調整は必要なものの、大筋で県の判断に協力する立場を伝えている。

 双葉町の井戸川克隆町長は現地調査について、「納得できる説明を国がしていない」として反発している。町議会は現地調査を受け入れるように町に要望している。

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