東日本大震災

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3年連続見合わせ 南相馬市のコメ作付け

平成25年産米の作付け方針案に反対して挙手する出席者

 福島県南相馬市地域農業再生協議会は21日、同市原町区のJAそうま原町総合支店で総会を開き、平成25年産米の作付けを市内全域で見合わせることを決定した。同市の作付け見合わせは3年連続となった。
 議事では、平成25年産米の作付け方針案として、(1)市内の旧警戒、旧計画的避難両区域で作付けを自粛(2)旧警戒、旧計画的避難両区域外で作付けの自粛を解除するが、25年3月末までに除染が終わらない農地では作付けの自粛を原則的に継続するとした議案が提出された。
 出席者は農地や農業用水路などの除染が進んでいない現状や風評被害に対する責任の所在が明確でないことなどを理由に挙げ、方針案を賛成3、反対13、保留1の反対多数で否決した。それによって、平成25年産米の作付け自粛が決まった。
 市は総会での決定を受け、26年産米の作付けを目指して、24年度に引き続き農地の除染作業を進める。また、24年度に市内134カ所で実施した試験田の箇所数を拡大し、より多くのデータを集める。
 協議会長の桜井勝延市長は「安全なコメを作りたいという農家の思いがあった」と語った。市は協議会での決定を年内に農家や国、県などに伝えるとしている。

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