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「県民は絶対反対」 原発再稼働の合意形成ないなら 富岡町長が副大臣に

大熊町長らと懇談した左から田中、井上の両副大臣

 富岡町の遠藤勝也町長は28日、郡山市の同町役場郡山事務所で環境省の田中和徳、井上信治両副大臣と会談し、「経済産業大臣らの発言から、原発再稼働を優先するような姿勢が見えるが、県民の心を傷つける問題だ。国民の議論による合意形成がない限り、政治だけで再稼働を決めることには、県民は絶対反対だ」と述べた。
 富岡町に立地する東京電力福島第二原発は現在、運転を停止しており、廃炉を含めた今後の具体的な方針は決まっていない。遠藤町長は「原発事故は、自民党の長期政権の中でつくられた安全基準が脆弱(ぜいじゃく)だったために起きた人災だ。自民党はそのことを自己反省しないと、政権への信頼を得られない」と批判した。
 会談終了後、井上副大臣は「原発再稼働を急いでいるということはない。安全を第一に、原子力規制委員会で技術的、科学的判断をしっかりやってもらう」と述べた。
   ◇  ◇    田中和徳、井上信治の両環境副大臣は富岡町の他に同日、会津若松市の大熊町会津若松出張所、広野町役場、いわき市の楢葉町いわき出張所を訪れ3町長と会談した。いずれも冒頭のみ公開した。
 広野町の山田基星町長は「一日も早く原発事故が収束し復興も進むような対応を取ってほしい」と述べ、災害廃棄物と汚染廃棄物を処理する仮設減容化施設の早期設置などを求める要望書を手渡した。
 会談後、大熊町の渡辺利綱町長は「これからが復興への正念場。除染を加速してほしい。少しでも先が見えるよう国と連携することを確かめた。(新政権の取り組みに)われわれも期待する」と述べた。
 楢葉町の松本幸英町長は「除染など全てにおいてスピード感を持ちながら、確実できめ細やかな対応を求めた」と語った。

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