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年末年始の宿泊始まる 居住制限、避難解除準備区域4市村

新年に備え自宅を掃除する石橋さん

 東京電力福島第一原発事故に伴う居住制限、避難指示解除準備区域のうち田村市、南相馬市、川内村、飯舘村で29日から年末年始の宿泊が始まった。
 自宅が避難指示解除準備区域になっている南相馬市原町区の石橋清二さん(85)は、宿泊が可能になった29日午前から戻り、大広間に掃除機をかけるなど新年を迎える準備をした。原発から20キロ圏のすぐ内側の高地区に自宅があり、震災で石塀が倒れ納屋は半壊したが、築170年の母屋は無事だった。津波は自宅のわずか手前200メートルで止まったという。
 大事にしてきた庭の古木など盆栽約200鉢は全て枯れたが、警戒区域が解除された4月以降、避難先の同市鹿島区の仮設住宅から通い、後片付けをして帰宅の準備を進めてきた。宿泊ができるようになり「自宅で過ごすという願いがかなった」と笑顔で、新しく買い集めた盆栽の手入れを楽しんだ。仮設住宅に戻る1月3日まで1年9カ月ぶりの自宅の生活を楽しむという。
 長男の良継さん(67)と妻の信子さん(68)夫婦も申請したが、宿泊はしなかった。
 各市村の宿泊申請件数は、田村市が15世帯52人、南相馬市が55世帯221人、川内村が8世帯16人、飯舘村が78世帯236人となっている。期間は1月3日までの最長5泊6日。

カテゴリー:福島第一原発事故

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