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ジュニア記者が新聞作り 被災地コミュニティ再生支援事業が始動

仮設住宅で熱心に取材するジュニア記者(中央)

 小、中学生の「ジュニア記者」が仮設住宅などに暮らす人たちを取材し、実際に新聞を制作する「新聞作り体験事業」が19日、福島市で始まった。児童、生徒たちは東日本大震災、東京電力福島第一原発事故により、飯舘村から市内の仮設住宅に避難している被災者の話に耳を傾け、熱心にメモを取っていた。次回は2月2日に開かれ、見出しなどを付けて編集作業をし、新聞を完成させる。
 文部科学省の「学びを通じた被災地の地域コミュニティ再生支援事業」。福島大うつくしまふくしま未来支援センターの主催、福島民報社の共催。
 福島市、飯舘村から小、中学生約20人が参加した。市内の福島民報社で、同社の戸井田淳地域交流室次長から取材方法や写真の撮り方、文章のまとめ方など「記者の心得」を学んだ。この後、飯舘村民が生活している市内の松川工業団地第一仮設住宅に向かい、実際に取材した。
 ジュニア記者は8班に分かれて住民を訪問。「つらいことはありますか」「困っていることはないですか」「これからの夢はなんですか」などと積極的に取材し、村民の様子をカメラに収めた。住民らは笑顔で質問に応え、会話が弾んでいた。
 福島民報社の移動編集車「民報号」が現地に行き、電子号外を発行、取材の様子を仮設住宅で暮らす住民に届けた。
 福島民報社に戻った子どもたちは取材した内容を記事にまとめた。学校の広報委員を務めている福島市の阿部楓可(ふうか)さん(吾妻中2年)は「避難者の方に寄り添う気持ちで取材した」、二階堂水美(みなみ)さん(同)は「避難されている皆さんから元気をもらった。この経験を学校新聞づくりに生かしたい」と話した。

■南相馬で2月9、23日に実施
 新聞づくり体験事業は2月9、23の両日、南相馬市でも実施する。2月2日まで参加者を募っている。
 申し込みは福島民報社広告局企画推進部 電話024(531)4161へ。

カテゴリー:福島第一原発事故

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