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廃炉作業の随時評価重要 田中原子力規制委員長インタビュー

 原子力規制委員会の田中俊一委員長(68)=福島市出身=は24日、福島民報社のインタビューに応じ、東京電力福島第一原発の安全対策について、廃炉作業の進行に併せた随時の監視・評価が重要との見解を示した。規制委が策定中の過酷事故対策を盛り込んだ新安全基準は「適用対象外」と言及した。
 田中委員長は特定原子力施設に指定された福島第一原発について「廃炉作業中であり、新安全基準は当てはまらない」と語った。その上で、使用済み燃料の処理や廃棄物の安全確保、溶融燃料の取り出しが課題と指摘。前例のない大規模な廃炉作業に対応するため、明文化した安全基準ではなく、作業段階に応じた計画の評価、監視を続けることが重要とした。
 福島第一原発のハード対策では、施設の密封性を確保して放射性物質の拡散を防ぐ措置が必要とした。ただ、「不必要な安全まで求めれば作業が遅れる」とみて、総合的にリスクを低下させる規制の在り方を検討する意向を示した。
 たなか・しゅんいち 福島市出身。会津高卒、東北大工学部原子核工学科卒。昭和42年、日本原子力研究所に入所し、同研究所東海研究所長、同研究所副理事長などを歴任。平成17年に日本原子力研究開発機構特別顧問となり、原子力委員会委員長代理も務めた。

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