東日本大震災

  • Check

「相馬西道路」が着工 復興支援新規2区間で初

くわ入れし、相馬西道路建設工事の安全を祈願する関係者代表

 東日本大震災の復興支援道路に位置付けられている東北中央自動車道「相馬福島道路」(延長約45キロ)のうち、「相馬西道路」(延長6キロ)の建設工事が始まった。9日、相馬市山上の現地で起工式が行われ、関係者は早期完成を願った。
 相馬西道路は相馬市山上の相馬インターチェンジ(IC)から相馬西IC(仮称)までの区間。平成23年11月に新規事業化された2区間のうち最初の着工となった。事業費は約220億円の見込み。
 起工式は国土交通省磐城国道事務所、県、相馬市の主催。行政、地元関係者ら約110人が参加した。鶴保庸介国交副大臣が「事業化から1年3カ月のスピード着工は全国のモデルケースになる。地域復興に大きな貢献を果たすと期待したい」とあいさつした。佐藤雄平知事が「本県の復興に向けた大きな一歩。大変心強く思う」と述べ、立谷秀清相馬市長が「震災に負けない立派な道路を造ってほしい。思いに応え、われわれも復興の足取りを早めたい」と早期完成に期待を寄せた。亀岡偉民復興政務官と増子輝彦、岩城光英、金子恵美各参院議員が祝辞を述べた。
 宇多郷騎馬会が相馬野馬追で歌い継がれる「相馬流れ山」を演じて式典に花を添えた。鶴保国交副大臣、佐藤知事、立谷市長ら関係者代表12人が並んでくわ入れし、工事の安全を祈願した。
 浜通りの常磐自動車道と中通りの東北自動車道を結ぶ相馬福島道路は自動車専用道路。国の復興リーディングプロジェクトで、磐城国道事務所が115号国道の直轄権限代行事業として事業化から10年以内の完成を目標に整備を急いでいる。物流効率の強化や高次救急医療サービスの向上、観光交流の促進などが期待されている。
 相馬西道路は23年11月に、阿武隈東IC(仮称、相馬市東玉野)-阿武隈IC(仮称、伊達市霊山町石田)の延長5キロとともに新規事業化された。霊山-福島間約11キロは昨年7月に県が都市計画を決定している。今後、事業化に向けた予算確保が課題となる。

東日本大震災の最新記事

>> 一覧