東日本大震災

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「失われた街」模型に 浪江2地区を再現

浪江町の復元模型作りに参加を呼び掛ける原田さん

東日本大震災の津波と東京電力福島第一原発事故での避難により生活の場を失った浪江町の請戸地区と中心街の権現堂地区の模型を展示し、住民の記憶や思い出を基に地域の姿を再現する「失われた街」プロジェクトが、22日から26日まで二本松市市民交流センターで開かれる。
 神戸大の槻橋修研究室など全国の建築学の研究室による「失われた街」模型復元プロジェクト実行委員会と、まちづくりNPO新町なみえの共催。震災前の写真などを参考にして学生が制作した縮尺500分の1の白い模型に、住宅や公共施設、商店などの生活空間を復元していく。県内での実施は初めて。
 請戸は港や集落を中心にした1キロ四方、権現堂は新町を中心にした500メートル四方を模型にする。期間中の午前10時から午後5時まで、訪れた人々から話を聞いて模型の上に「記憶の旗」を立て、思い出なども書き留める。学生が協力して建物などに着色し、震災前の光景を再現する。
 企画に携わる新町なみえの原田雄一さん(63)は「各地に避難する皆さんと語り合って思いを共有し、古里の生活文化を記録して将来へ継承するきっかけにしたい。該当する住民に限らず多くの人に集まってほしい」と呼び掛けている。
 問い合わせは新町なみえ事務局 電話080(2800)0653へ。

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