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ほぼ全員が基準値以下 日常食のモニタリング公表

 県は20日、県民77人を対象に続けている日常食の放射性物質モニタリング調査の第2回調査結果を発表した。県北地区の1人を除く76人の1日当たりの放射性セシウム摂取量の最大値は2.5ベクレル。同じ食事を1年間食べ続けた場合の内部被ばく線量は0.014ミリシーベルトで、国が示した基準値の1ミリシーベルトを下回った。県は「十分に低い値で健康を心配するレベルではない」としている。
 日常食から摂取される1日当たりの放射性セシウムの量は、県北地区の1人を除く76人のうち、63人が1ベクレル未満、10人が1ベクレル以上2ベクレル未満、3人が2ベクレル以上3ベクレル未満だった。県によると、食品に含まれる自然の放射性物質による1年間の内部被ばく線量は約0.98ミリシーベルトで、調査で最大値となった0.014ミリシーベルトは70分の1程度となる。
 調査は、ゼロ歳から70歳代後半までの男女77人が、調査期間中の昨年9月16日から11月16日までの間で、1日分の食事を提供してもらい、日本分析センターなど財団法人や独立行政法人の施設でセシウムを測定した。セシウム134は77試料中30試料、セシウム137は77試料中56試料から検出された。
 調査は県が同じ県民を対象に今年度4回実施する予定。3回目の調査は昨年12月に実施し、現在、調査結果をまとめている。4回目は3月に実施する。1回目の結果は昨年9月に公表された。
 今回の調査で、県北地区の成人1人の食事から1キロ当たり、171ベクレルの放射性セシウムが検出された。1日当たりの放射性セシウム摂取量は430ベクレル、1年間食べ続けた場合の内部被ばく線量は2.4ミリシーベルトとなり、国の基準を上回る。県によると、対象者は出荷制限区域で自ら採取したキノコや自家栽培野菜を食べていたことが要因とみられる。この対象者は第1回調査では国の基準値以下だったことから、県は「実際に食事から受ける内部被ばく線量は試算値(2.4ミリシーベルト)より低い」とみている。

カテゴリー:福島第一原発事故

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