東日本大震災

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避難生活を直撃 灯油、ガソリン高騰止まらず 「寒さ我慢できない」

仮設住宅でストーブに灯油を補給する原さん。燃油の高騰が避難生活を直撃している=26日、福島市

 灯油やガソリンの高騰が続き、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を目指す本県の住民生活や企業経営を直撃している。慣れない寒さの中、仮設住宅で暮らす避難者は灯油代がかさみ、家計を圧迫。ガソリンも値上がりに歯止めがかからず、避難先で事業再開した運送業者や、避難先と自宅との遠距離を車で行き来している自主避難者からは「ただでさえ厳しい状況なのに...」と悲鳴が上がっている。
 「生活必需品の値上がりは困る」。福島市の仮設住宅に避難している浪江町の原司一さん(87)はストーブに灯油を補給しながら嘆いた。現在、妻(86)と2人暮らし。避難生活の先行きが不透明な中、「気温が冷え込む朝方と日暮れ後にだけストーブをつけ、部屋が暖まったら消すようにしている」と節約を心掛けている。
 会津若松市の仮設住宅で暮らしている大熊町の無職玉沢優子さん(50)は、昨年12月分と今年1月分の灯油代のレシートを見比べ、ため息をついた。1カ月間で1リットル当たりで8円も上がったという。
 寒さと降雪は昨冬以上で、毎月の灯油代は5千円を超え、昨冬の2倍ほどに増えた。窓に断熱フィルムを張るなど「寒さ対策」を講じているが、朝から厳しく冷え込む日は一日中ストーブをつけている。「寒さは我慢できない。これ以上、暖房費は削れない」

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