東日本大震災

2013年3月アーカイブ

(25)「母の死で金取り」 思わぬ非難、家族苦悩

はま子さんの遺影に訴訟の経過を報告する幹夫さん
 川俣町山木屋の渡辺はま子さん=享年(57)=の自殺について、福島第一原発の事故を起こした東京電力の責任を追及する夫幹夫さん(62)の闘いの場は法廷に移ることになった。  平成24年春、提訴に向けた準備が本格化した。原告は幹夫さんと長男、次男、長女の...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

(24)「因果関係」を確信 死の償い、遺影に誓う

川俣町の仮設住宅で裁判資料を読む幹夫さん
 「はま子は原発事故で精神的な病気になって自殺したんだよ」  渡辺幹夫さん(62)は東京電力福島第一原発の事故によって、川俣町山木屋の自宅から福島市小倉寺に避難してからの妻はま子さん=享年(57)=の衰退ぶりを思い起こし、そう確信している。  原発事...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

1ベクレル以下の水放出へ 関係者の同意が前提 福島第一原発地下水バイパス

 汚染水の発生を抑えるため東京電力福島第一原発の建屋に流れ込む地下水を井戸でくみ上げる「地下水バイパス」について、東電はくみ上げた水の放射能濃度が1リットル当たり1ベクレル以下であれば、地元町など関係者の同意を得た上で海に放出する方針。18日に開かれ...[記事全文

県、ツイッターで情報配信 大雨、大地震、避難勧告など

 県は18日、短文投稿サイト「ツイッター」を使った防災情報の配信を始めた。  大雨や洪水などの気象警報、県内で発生した震度4以上の地震情報などを発信する。災害に伴う市町村の避難勧告や避難指示状況なども配信。被災時に電話より通じやすいインターネットの利...[記事全文

25年度の線量調査強化 打ち合わせ会議で県、範囲30キロまで拡大

 県は平成25年度、県内の原子力発電所周辺の環境放射能モニタリングを強化する。これまで10キロ圏内としていた監視測定範囲を30キロ圏まで拡大。東京電力福島第一原発事故に伴う計画的避難区域内も調査対象とする。18日、福島市の杉妻会館で開かれた環境モニタ...[記事全文

空間線量は減少傾向 県と東電が測定報告書案示す

 18日に開かれた環境モニタリングに関する打ち合わせ会議では、県と東京電力が平成23年度に実施した福島第一、第二原発周辺の環境放射能測定結果の報告書案を示した。空間放射線は各地点とも日数とともに緩やかな減少傾向となっている。  県が福島第一、第二原発...[記事全文

雪解け、土砂流出続く 町や県など警戒態勢 金山

 金山町川口字沢向道上で17日に発生した土砂崩れは、18日も土砂や泥水の流出が続いた。  災害対策本部を設置した町は住宅に土砂が流れ込んだ無職須田和恵さん(81)方を除く5世帯16人への避難勧告を18日午前8時5分に解除したが、5世帯がある集落につな...[記事全文

法テラスふたば開所 広野に浜通り初 被災者支援進める

法テラスふたばの開所を祝いテープカットする山田町長(前列右から2人目)ら関係者
 日本司法支援センター(法テラス)が浜通りで初めて広野町に設けた福島地方事務所ふたば出張所(法テラスふたば)は17日、業務をスタートさせた。同日、同町公民館で開所式が行われ、生活再建など一層の被災者支援を誓った。  開所式で梶谷剛同センター理事長が...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

(23)自ら火を付けた妻 死者には書類届かず

はま子さんが自殺した焼却場。奥に自宅が見える
 「はま子、はま子」。渡辺幹夫さん(62)は川俣町山木屋の自宅敷地で自殺を図った妻はま子さん=享年(57)=を見つけ、叫んだ。平成23年7月1日午前7時ごろだった。  東京電力福島第一原発事故による避難でふさぎ込んでいた妻を励まそうと前日、2人で計画...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

「収納付きベランダ」開発 仮設住宅環境改善へ 会津大短期大学部

ベランダユニット「ヨッテガンショ」を設置する楢葉町民
 東京電力福島第一原発事故により、仮設住宅での避難生活の長期化が懸念される中、会津若松市の会津大短期大学部の研究室が住環境を改善する収納付きベランダユニット「ヨッテガンショ」を開発した。17日までに、楢葉町民が生活する会津美里町の宮里仮設住宅の4世帯...[記事全文

藤沼湖の復旧工事 10月着手

藤沼湖の復旧計画が示された住民説明会
 県は、東日本大震災で決壊した須賀川市の農業用ダム「藤沼湖」の復旧工事に今年10月に着手する。さらに、ダムの安全・耐震性をより確実にするため、土盛りしローラーで圧力を加える「盛り立て」の試験を施工前に現地で行い、設計条件が妥当であるか再確認する方針を...[記事全文

双葉町で住民説明会

警戒区域再編や賠償などについて協議した住民説明会
 経済産業省資源エネルギー庁原子力損害対応室は16日にいわき市で開かれた双葉町の住民説明会で、警戒区域への一時立ち入りで区域外に持ち出した物品の保管場所の費用について東京電力の賠償対象とする方針を示した。  住民が「区域外に持ち出しても仮設住宅など...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

復旧復興対策本部を新設 民主党県連

参院選の勝利を誓った大会
 民主党県連は16日、郡山市のホテルハマツで第16回定期大会を開き、夏の参院選の必勝を誓うとともに、「復旧復興対策本部」を新設して本県の復興・再生に全力を挙げることを盛り込んだ平成25年度活動方針を決めた。  県内の党員ら約370人が出席。玄葉光一郎...[記事全文

徳一菩薩に理解を深めて 23日に特別講演会

特別講演会をPRする大塚村長(右)
 徳一菩薩(ぼさつ)を語る特別講演会は23日午前10時から湯川村公民館で開かれる。薬師寺長臈(ちょうろう)の松久保秀胤氏が「徳一菩薩は大悲闡(だいひせん)の菩薩」の演題で講演する。  徳一菩薩研学敷衍(ふえん)の会(会長・大塚節雄湯川村長)の主催、湯...[記事全文

放射線 放射性物質 Q&A WHOが「がんリスク増」報告書

 世界保健機関(WHO)が公表した東京電力福島第一原発事故による住民らへの健康影響予測をまとめた報告書では、がんが発症するリスクが一定程度増えることが盛り込まれていました。どういうことなのでしょうか。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

(22)自宅も職場も失い 「山木屋に帰りてえ」

はま子さんが自殺する前日に一時帰宅した山木屋の自宅
 計画的避難区域に指定された川俣町山木屋から福島市小倉寺に避難した渡辺はま子さん=享年(57)=にとっては、初めてのアパート暮らしだった。  「話し声がでかい」。はま子さんは何度も夫の幹夫さん(62)に注意した。八部屋あった山木屋の自宅と比べるとアパ...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

原子力災害被災者施策を公表 復興庁パッケージにまとめ

復興庁は15日、自主避難者らの健康不安と生活負担を支援する施策を総合的に進める「原子力災害による被災者支援施策パッケージ」をまとめ、公表した。具体的な取り組みは既存事業中心に構成したが、今後、目的実現のために内容の拡充を図っていく。  昨年6月に自主...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

「戻らぬ」42%「戻りたい」11% 大熊町民の住民意向調査 復興庁まとめ

復興庁は15日、東京電力福島第一原発事故で全住民が避難している大熊町の2回目の住民意向調査結果を発表した。災害公営住宅への入居意向については24・7%が「希望する」と答えた。入居希望地はいわき市が66・2%で、役場機能がある会津若松市の9・2%を大き...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

郡山市役所本庁舎の工事完了 被災被害で改修

耐震壁や制震ブレースが設置され耐震性が向上した郡山市役所本庁舎
東日本大震災で被災した郡山市役所の本庁舎は15日までに改修工事を終えた。耐震補強や省エネルギー化の取り組みも盛り込み、災害時は防災拠点施設として活用される。今後は他施設に移っている各部局を戻し、4月1日から一般利用を開始する。  15日に竣工(しゅん...[記事全文

コウナゴ重点検査開始 いわき市漁協、小名浜機船

本県沖での出漁を自粛しているいわき市漁協と小名浜機船底曳網漁協は15日、漁期を迎えているコウナゴの重点検査を開始した。ただ、初日は海水温が平年よりも高いことなどが影響し、検査に必要な検体数を確保できなかった。  市内の久之浜、四倉、中之作、小名浜、勿...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

アイナメ74万ベクレル 福島第一原発港湾

東京電力は15日、福島第一原発の港湾内で捕獲したアイナメから、魚類では過去最大値となる1キロ当たり74万ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。これまでの最大値は、福島第一原発の港湾内で捕獲したアイナメの51万ベクレルだった。  国が定める一般...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

「仮設の未来」卒業設計 日大工学部の目黒しおりさん

模型を使って説明する目黒さん(中央)
郡山市の日大工学部建築学科住環境計画研究室の4年生、目黒しおりさんは12日、白河市の郭内仮設住宅を研究対象にした卒業設計を、同仮設住宅で双葉町から避難している住民たちに披露、「仮設の未来像」を示した。  目黒さんは卒業に当たって発表する卒業設計の基本...[記事全文

ジャズ演奏で県民応援 広島で若松出身の小林さん熱唱

被災地を思い、熱唱する小林さん
ジャズを演奏して福島を応援するコンサートが1日夜、広島県東区民文化センターで開かれた。ゲストに招かれた会津若松市出身のジャズシンガー小林ゆうこさんがジャズの名曲やオリジナル曲などを熱唱した。  コンサートは広島を拠点に活動するミュージシャンが参加する...[記事全文

復旧工程表を公表 復興庁、浪江と葛尾、川俣の社会基盤

復興庁は15日、東京電力福島第一原発事故で避難区域が設定されている浪江、葛尾、川俣の3町村の道路、下水道など社会基盤の本格復旧に関する工程表を公表した。平成24年度から26年度までの3年間に、国や県、事務組合などが実施する事業の工事の見通しをまとめた...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

災害時の備蓄7割せず 県の避難者200人聞き取り

県が東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の教訓を生かすため、県内外の避難生活者200人を対象に実施した防災意識などに関する聞き取り調査結果が15日、まとまった。災害に備えた備蓄は70%がしていなかった。  震災後の避難所での物資状況は、62%が「足...[記事全文

来週にも首相が決定 避難区域再生計画 県議会常任委で県説明

2月定例県議会は15日、常任委員会を続行した。総務委は知事直轄と議会事務局、企画環境委は企画調整部、福祉公安委は県警本部、商労文教委は企業局と教育庁の平成25年度当初予算案などを審議した。  農林水産委は相馬双葉漁協、土木委は288号国道三春西バイパ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

緊急輸送時に被ばく対策 県防災計画、原子力災害の修正案

県は県地域防災計画原子力災害対策編の修正案に緊急輸送対策を盛り込んだ。15日、県庁で開いた県防災会議原子力防災部会で示した。  修正案では、原発事故に伴う緊急輸送では被ばくの可能性があるため、関係機関への情報提供、防護資機材の貸与を行うことを記した。...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今年も10月に千葉で 富岡町と女子プロゴルフ協会の小学生大会

富岡町と日本女子プロゴルフ協会(小林浩美会長)は今年も10月上旬に千葉県野田市で全日本小学生ゴルフトーナメント決勝大会を開催する。東京電力福島第一原発事故の風化を防ぐとともに風評の払拭(ふっしょく)、本県観光の魅力発信につなげる。  大会は町が地域活...[記事全文

ウクライナ派遣職員決定 福島市の放射線対策研修

東京電力福島第一原発事故の放射線対策を進めるためウクライナ派遣職員の人選を進めていた福島市は15日、市民部市民活動支援課の丹治英之主査(41)を4年間派遣すると発表した。  丹治主査は31日付で市を退職し、4月1日付で外務省の職員として採用され、在ウ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

(21)妻の自殺責任問う 東電の反論に悔しさ

第3回口頭弁論に出廷するため福島地裁に入る幹夫さん=2月26日
 東京電力福島第一原発の事故は多くの人々から夢や未来を奪った。避難生活に将来を悲観して自ら命を絶った人もいる。彼らはどんな気持ちで自殺を選んだのか。残された家族は何を思うのか。    ◇  ◇  2月26日、福島地裁。川俣町山木屋の渡辺はま子さん=享...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

第二部 安全の指標(4) 研究者の苦悩 通用しなかった「正論」

山下と高村が最初に県民に向き合った講演会=平成23年3月20日、いわき市平体育館
 いわき市の平体育館。平成23年3月20日、長崎大大学院医歯薬学総合研究科長の山下俊一(60)=現福島医大副学長=、同研究科教授の高村昇(44)は「県放射線健康リスク管理アドバイザー」として、初めて県民と向き合った。「原発事故の放射線健康リスク」のタ...[記事全文

カテゴリー:ベクレルの嘆き 放射線との戦い

1年半で4割低減 大熊平均線量

 大熊町は2、3の両日、町内167カ所の空間放射線量を独自に測定した結果をまとめた。詳細な分析は今後行うが、町は平成23年9月の最初の測定に比べ、平均で4割ほど線量が低減したとみている。  毎時50マイクロシーベルト以上だったのは前回と同様、夫沢字中...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

(20)混乱の中2人の死 避難の責任はどこに

ノリさんと守さんの遺影が並ぶ仏壇に手を合わせる八重子さん
 原発事故で双葉町から運ばれた避難の末、白河市の白河厚生総合病院に入った藤田ノリさん=当時(90)=は、4月になると病院側から退院を求められた。19日に矢祭町の高齢者施設に入所したが翌日、肺炎を再発して体調が急変、茨城県常陸太田市の病院に移った。  ...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

被災地支援在り方探る 福島で日本生協連が交流会

分科会で被災地支援活動への理解を深める参加者
 日本生活協同組合連合会(日本生協連)の「つながろうCO・OPアクション交流会」は14日、福島市のコラッセふくしまで開かれ、参加者が東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に向けた被災地支援の在り方を話し合った。  昨年の仙台市開催に続き2...[記事全文

いわき市 30キロ圏に避難計画 第二原発事故想定

 いわき市は13日、地域防災計画原子力災害対策編の暫定版を策定した。東京電力福島第二原発の単独事故を想定し、原発30キロ圏内の市民の避難計画などを盛り込んだ。  避難対象地域として事故の状況に応じ、福島第二原発から半径20キロ圏内の場合と、30キロ...[記事全文

東電、県税減収分など賠償対象外の方針

 東京電力福島第一原発事故に伴う自治体への損害賠償で、東電は県が求めていた県税の減収分や県独自で行った環境モニタリングの経費などを賠償対象外とする方針を示している。13日開かれた県議会の総務委で県が明らかにした。県は引き続き賠償対象とするよう求めるが...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

災害公営住宅などへの入居 希望者は対象の36% 楢葉町住民アンケート

 楢葉町が防災集団移転で整備する災害公営住宅と分譲宅地への入居希望者は、対象者318人のうち115人で、36%にとどまることが住民アンケートで分かった。残る203人は帰還を断念していわき市など避難先での生活再建を目指す町民と、帰町をためらっている町民...[記事全文

第二部 安全の指標(2) 研究者の苦悩 医療現場に不安拡大

原発事故への不安の中、福島医大では被ばく患者医療の演習を繰り返していた=平成23年3月17日
 平成23年3月11日。長崎大学長の片峰茂(62)は東京都の厚生労働省で全国の医大関係者が集まる会議に出席していた。片峰の隣に座ったのが福島医大理事長の菊地臣一(67)だった。互いに顔を合わせるのは初めてだった。  会議が終了して間もなく、東日本大震...[記事全文

カテゴリー:ベクレルの嘆き 放射線との戦い

(19)母思いの夫が急死 65歳「心配重なった」

ノリさんが戻ることのなかった南相馬市鹿島区の自宅
 南相馬市の藤田八重子さん(58)、守さん=当時(65)=夫妻が避難先の山形市からたどり着いた白河市の白河厚生総合病院に、行方が分からなかった母藤田ノリさん=当時(90)=はいた。  顔色は良く、受け答えもはっきりしていた。だが、タオル1枚も自分の持...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

広島の2研修医が南相馬へ 被災地医療を体験

障害者福祉作業所で作業しながら利用者と会話する(左から)沢田さんと豊田さん=南相馬市
 広島大病院(広島市)の研修医沢田桐子さん(26)と豊田有加里さん(26)は初期臨床研修の一環として、南相馬市立総合病院に初めて派遣された。15日まで市内の仮設住宅などを訪れ、被災地の現状や地域医療を学んでいる。  研修は市立総合病院の呼び掛けで実現...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

富岡町、25日からパトロール 区域再編、24時間態勢で

 富岡町は警戒区域が再編される25日から町内の防犯・防火パトロールを開始する。パトロール隊員は非常勤公務員として雇用し、24時間態勢で巡回する。12日に郡山市で開かれた3月定例町議会の本会議で、関連条例改正案が原案通り可決された。  多くの人の出入り...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

(18)義母救出テレビに 「どうしてそこに...」

自宅で手仕事をする元気なころの藤田ノリさん
 東日本大震災から2日後の3月13日、津波が目前まで迫った南相馬市鹿島区南屋形の自宅で、藤田八重子さん(58)は自家発電でようやくついたテレビに見入っていた。ニュースの映像は双葉町の双葉高グラウンドで自衛隊によって救出される人々を映していた。  その...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

今を生きる 苦難乗り越え歩む 卒業前、町長に感謝の言葉

感謝の言葉を伝える池田君
■大熊中3年・生徒会長 池田慧生君 15  大熊中3年で生徒会長の池田慧生(けいせい)君(15)は卒業式を控えた12日、渡辺利綱大熊町長を表敬訪問し、全町避難の中で教育環境整備に力を注いでくれたことに感謝した。同校は、町役場出張所が置かれた会津若松市...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

次代へ復興決意 東日本大震災2年県追悼式

復興の願いを込め県内の高校生が書いた詩を、広末さんが朗読した東日本大震災犠牲者追悼式=福島市の県文化センター
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から2年を迎えた11日、県主催の東日本大震災犠牲者追悼式が福島市の県文化センターで行われた。復興を進め、豊かで美しい古里を次代の担い手である子どもたちに引き継ぐ誓いを新たにした。震災発生時刻の午後2時46分に合...[記事全文

賠償、除染、廃炉に全力 福島復興本社社長が訓示

震災犠牲者を悼んで黙とうする広瀬社長(手前から2人目)ら=楢葉町・東電福島復興本社
 東京電力福島第一原発事故から2年となった11日、広瀬直己東電社長は楢葉町のJヴィレッジ内の福島復興本社で役員、社員に訓示し、「私たちの取り組みの原点は福島にある」として賠償や除染、廃炉に向けた取り組みに全力を注ぐ考えを強調した。  「原発事故後、2...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県の復旧・復興を加速 新生推進本部が発足

第1回本部会議で訓示する佐藤知事
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から2年となった11日、県は「新生ふくしま復興推進本部」を発足させた。県庁で第1回本部会議を開き、全庁一丸で復旧・復興を加速させる新組織を始動させた。  本部長の佐藤雄平知事、副本部長の内堀雅雄、村田文雄両副知...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

平均値0.26マイクロシーベルト 県内全域第5回環境放射線調査 第1回から0.41マイクロシーベルト減

 県災害対策本部は11日、県内2748地点で実施した県内全域の環境放射線モニタリング・メッシュ調査の第5回調査(平成24年10月3~26日)の結果を公表した。各地点の平均値は毎時0.26マイクロシーベルトで、第1回調査(23年4月12~16日・旧計画...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

災害警備本部設置訓練 県警本部が県内22署結び

大規模災害を想定した災害警備本部の設置訓練=県警本部
 県警は東日本大震災から2年を迎えた11日、大規模災害を想定した災害警備本部設置訓練を県警本部と県内22署を結んで繰り広げた。  県警本部と一線署合わせて約300人が参加し、警備本部の設置、被害状況の確認、活動指令など迅速な初動を再確認した。  住民...[記事全文

陸自第六師団が駐屯地で訓練

装備品を点検する隊員
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で人命救助や避難所での支援活動などを展開した陸上自衛隊第六師団は11日、福島、郡山を含む全ての駐屯地で大地震を想定した初動対処訓練を行った。  同師団は震災を期に3月11日を「3・11師団防災の日」とし、態勢強...[記事全文

水産研究人生捧げ 自宅では家族思いの父親

■大熊町下野上 長田明さん=当時58=  大熊町にあった県水産種苗研究所は、本県沿岸漁業の主力となる魚の飼育技術の研究拠点だった。当時所長を務めていた長田(おさだ)明さんの妻泉(58)さんは、東日本大震災から2年になるのを前に、2月24日に同町の自宅...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

命懸け避難促す 消防、神楽太鼓...地域支え

■南相馬市小高区浦尻 渡部祥太さん(23)  祥太さんは地元の消防団員として活躍していた。震災当日、祥太さんは祖母ハルイさん(73)を心配し小高地区にある勤務先の部品製造会社を早退、車で自宅に向かった。ハルイさんは父秀一さん(49)と一足先に避難所と...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

仲良し漁師夫婦 無口な夫支え続けた妻

■新地町大戸浜 寺島武男さん(83) トキ子さん(73)  武男さんとトキ子さんは海沿いの自宅に2人で暮らしていた。震災当日、トキ子さんが武男さんの車椅子を押し、避難所の緑地公園に向かっている姿を近所の人が見掛けた。途中で津波にのまれたとみられている...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

夫婦で88カ所巡礼

■南相馬市小高区村上 坂本晴記さん(85) 重さん(80)  晴記(せいき)さんと妻の重(しげ)さんは、南相馬市小高区の田植え踊りの歌を祭で披露するなど、夫婦で歌が得意だった。晴記さんは地元のカラオケ大会で優勝したことがあり、重さんは毎年、福浦小の児...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

寝る間 惜しみ仕事

■南相馬市鹿島区南右田 黒田みつ子さん(53)  みつ子さんは温和な性格で、誰に対しても優しく周囲から親しまれていた。  南相馬市の鹿島中を卒業後、集団就職で岐阜県で働き、地元の定時制高校を卒業した。鹿島区に戻ると服飾製造会社に勤めた。母親の故静江さ...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

明るく民謡、日本舞踊

■南相馬市小高区村上 本間ヨシ子さん(84)  ヨシ子さんは川内村出身で、20歳前に小高区に嫁いだ。明るい性格で家族や友人ら大人数で集まって、にぎやかに過ごすのが好きだった。趣味の民謡や日本舞踊にも励んでいた。  震災が起きた時、近所でお茶を飲みなが...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

着付け、野菜作り楽しむ ベトナム交流に力注ぐ

■南相馬市鹿島区烏崎 阿部スミイさん(79) 義重さん(63) ■いわき市植田町 太田キミイさん(70)  スミイさんは南相馬市鹿島区烏崎の自宅で長男義重さん、兄の長女の太田キミイさんと共に津波に襲われた。  スミイさんは市内原町区出身で、鹿島区の阿...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

75歳まで「現役」 頼りがいある夫

■川内村下川内 早乙女庄司さん(77)  庄司さんは川内村出身。集団就職で上京し、東京都杉並区の工場で自動車整備士の資格を取った。昭和33年ごろ、4歳年下の時子さん(75)と結婚。いわき市の運送会社に長年勤め、3人の娘を育てた。  資格を生かし、双葉...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

441人に追悼の言葉  いわき「祈りと復興の誓い」

「いわき追悼の祈りと復興の誓い2013」で献花する津波被害者の遺族
 東日本大震災で441人が犠牲になったいわき市の追悼式典「3・11 いわき追悼の祈りと復興の誓い2013」は10日、同市のいわき芸術文化交流館アリオスで行われた。  渡辺敬夫市長が「多くの犠牲を忘れることなく、市民と手を携えて復興を成し遂げる」と誓い...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

犠牲者に祈り 県内で追悼式

日の出の時間に海に向かって手を合わせる参加者=10日午前5時50分ごろ、いわき市・新舞子海岸
 10日は県内各地で犠牲者の追悼式や復興祈念行事などが行われた。  津波の被害を受けたいわき市の新舞子海岸では、鎮魂と復興の祈りをささげる「福島を忘れない!祈りの集い」が繰り広げられた。県内外の約930人が約700メートルにわたって手をつなぎ、午前5...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

若松で211人弔う 大熊町合同追悼式

大熊町東日本大震災犠牲者合同追悼式で献花し手を合わせる参列者
 大熊町の東日本大震災犠牲者合同追悼式は10日、役場機能を移す会津若松市の神保セレモニーホール天恵苑で行われ、震災と津波で亡くなった11人、避難生活中に亡くなった200人を弔った。  遺族ら約140人が参列した。全員で黙とうをささげた後、渡辺利綱町長...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

年間1ミリシーベルト下回る 二本松市のセシウム検出者、今後50年間の内部被ばく量

 二本松市は10日、昨年2月から12月までのホールボディーカウンターによる18歳以下の内部被ばく線量調査結果を報告した。実施した4882人のうち171人(3.5%)から放射性セシウムを検出したが、今後50年間(子どもは70歳まで)の内部被ばく量を表す...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

汚泥乾燥施設を公開 福島の終末処理場来月1日稼働

地元住民や報道関係者に公開された下水汚泥の乾燥施設
 東京電力福島第一原発事故の影響で、福島市の堀河町終末処理場に放射性物質を含んだ下水汚泥がたまり続けている問題で、環境省が処分場内に建設している汚泥の乾燥施設がほぼ完成し、10日、地元住民や報道関係者に公開された。4月1日に稼働する。  汚泥を乾燥さ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【産業・再生可能エネ】打開策 再生可能エネ 産業集積 県、新たな拠点整備

 風力や太陽光など再生可能エネルギー関連産業の集積を目指す県は平成25年度から新たな技術開発や企業立地に向けた工業用地整備などの施策を本格化させる。技術開発では、産業技術総合研究所(産総研)が開発を進める世界最先端の太陽光発電装置を核に、県内企業が部...[記事全文

カテゴリー:震災から2年

【産業・再生可能エネ】本県沖計画の洋上風力発電 漁業者の理解必要

 国は本県沖で浮体式洋上風力発電実証研究事業を計画しているが、実施に向けては漁業者の理解が不可欠だ。地元漁協側から「事業化ありきの実証研究には反対」との意見が根強く、国や県は漁協側と調整を進めている。  経済産業省資源エネルギー庁は1月の協議で地元漁...[記事全文

カテゴリー:震災から2年

【産業・再生可能エネ】激減の教育旅行 全国へアピール

 本県への修学旅行などの教育旅行は原発事故による放射線への不安などにより厳しい状況が続いている。県観光物産交流協会によると、震災前の平成22年度は7600団体、約67万4千人(延べ宿泊人数)の実績があったが、23年度は約13万人に激減した。現在、集計...[記事全文

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【産業・再生可能エネ】「八重の桜」「東北六魂祭」 誘客の起爆剤に

 震災、原発事故を受け、冷え込む本県観光に明るい兆しも見えている。  今年から放映されているNHK大河ドラマ「八重の桜」は舞台となる会津若松市をはじめ、県内各地で誘客の起爆剤となっている。ドラマの世界を紹介する「ハンサムウーマン八重と会津博 大河ドラ...[記事全文

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【産業・再生可能エネ】県内観光依然厳しく 旅館ホテル宿泊客震災前の8割

 東京電力福島第一原発事故による風評被害は、いまだに本県の観光産業に大きな影響を与えている。県旅館ホテル生活衛生同業組合によると、観光地の宿泊客は震災前の8割程度にとどまっている。  観光庁の宿泊統計調査では、震災前の平成22年1月から12月まで県内...[記事全文

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【産業・再生可能エネ】再生エネは救世主? 技術開発や実用化 先行き不透明

 東京電力福島第一原発事故により、注目を集める再生可能エネルギー。風力、太陽光、バイオマス、水力...。県内ではさまざまな計画が進む。原発事故で大打撃を受けた本県産業は再生に向け、風評や人口流出の弊害を乗り越えようと歩みを進めている。  県は県復興計...[記事全文

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【産業・再生可能エネ】県内の事業所 11.2%減「景気低迷、震災、原発事故が影響」

 経済産業省などがまとめた平成24年経済センサス活動調査結果速報(24年2月1日現在)によると、県内の民営事業所数は9万82事業所で、震災前の21年の経済センサス基礎調査(21年7月1日現在)と比べ1万1321事業所減少した。減少率は11・2%だった...[記事全文

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識者の目 【教育・文化】千葉養伍さん 福島大人間発達文化学類教授 「復興を担う力」養って

 高校のサテライト校をはじめ避難している児童や生徒の教育環境は依然として厳しい状況に置かれている。「大震災後の福島県の教育復興を進める会」の事務局を務める千葉養伍福島大人間発達文化学類教授(52)に現状や課題を聞いた。  −避難している児童や生徒の教...[記事全文

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【教育・文化】小中学校 12校が臨時休校

 避難区域にある小中学校は役場の移転先などで授業を再開している。ただ、小中学校合わせて12校は臨時休校したままだ。  県教委によると、休校しているのは小学校が幾世橋、請戸、大堀、苅野、津島、葛尾、双葉南、双葉北の8校。中学校は双葉、浪江東、津島、葛尾...[記事全文

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【教育・文化】避難区域小学校 入学予定者集まらず

 今春の1月31日現在の県内公立小学校の入学予定者のうち、避難区域を抱える市町村の小学校の一部では依然、入学予定者が思うように集まっていない。  年度末を控え、転入転出の動きにより、入学予定者は変動する可能性もあるが、二本松市で再開した浪江小の新入学...[記事全文

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あの時、学校は 稲田小(須賀川市)床一面ガラスの海

 2011年3月11日に東日本を大地震が襲い、須賀川市も震度6強を記録した。地震の破壊力はすさまじく、市街地のビルや建物の全壊、半壊、道路の破損、陥没、液状化現象、藤沼湖の決壊による水害などがあった。県内内陸部の中では被害がかなり大きかった地域だ。 ...[記事全文

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【教育・文化】避難8高校苦悩の春 生徒、本校舎望む

 東京電力福島第一原発事故は、避難区域の学校教育に暗い影を落としている。双葉郡などの計八高校は仮設の校舎「サテライト校」を設けているが、入学者の減少に歯止めがかからない。避難先で再開した小中学校も児童、生徒が戻ってきていない。避難区域外でも放射線への...[記事全文

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【教育・文化】大幅定員割れ続く 学校行事への支障懸念

原発事故で本宮市に避難している浪江高のサテライト校=2月
 原発事故に伴い、双葉郡と南相馬市、飯舘村の高校計8校は仮の校舎で学ぶ「サテライト校方式」を導入している。ただ、募集定員に対し、受験者数は大きく割り込んでおり、厳しい学校運営が続いているのが現状だ。  県教委によると、8校の3月1日現在の在校生は合わ...[記事全文

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打開策 伝統芸能支援 後継を育成用具復旧

 県は平成25年度からの新たな県文化振興基本計画に「伝統芸能の継承・発展」を盛り込む。原発事故に伴う避難区域の民俗芸能の担い手育成、震災で損傷した用具の復旧などを支援する。民俗芸能などの荒廃が、地域のコミュニティー崩壊などにつながる可能性があるためだ...[記事全文

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全員での練習困難 請戸の田植踊

避難住民が見守る中で心を込めて田植え踊を披露する踊り手=2月、福島市の北幹線第一応急仮設住宅
 浪江町の請戸地区に伝わる伝統芸能「請戸の田植踊」は震災による津波で衣装が流されるなど大きな被害を受けた。平成23年8月に復活し、今年2月までの間に県内外で17回、伝統の踊りを披露してきた。  踊り手は請戸地区の五歳から25歳までの約20人。県内外に...[記事全文

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国宝など148件被害今月末で6割修復

 震災で県内の文化財は大きな被害を受けた。県教委のまとめによると国、県指定の文化財で破損などが確認されたのは148件に上る。  主な文化財の被災状況は【表】の通り。いわき市の国宝「白水阿弥陀堂」、郡山市の国指定重要文化財「旧福島県尋常中学校本館」、白...[記事全文

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【教育・文化】文化財絆や郷土愛醸成

 文化財は、地域の歴史を知る上で重要な資料になるのはもちろん、住民の絆や郷土愛の醸成に大きな役割を果たしている。  昨年秋、福島市の県歴史資料館で飯舘村の歴史と風土を紹介する企画展が催された。村から搬出した古文書などを並べた展示会で、避難生活を続ける...[記事全文

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【教育・文化】貴重な文化財どう守る 原発事故足かせ 被災地の民俗継承難しく

 本県は東京電力福島第一原発事故が文化財の保護に影を落とす。富岡、大熊、双葉の3町では昨年秋以降、それぞれの資料館から土器や石器、古文書などが搬出されたが、多くの文化財は今も残されたままだ。温度や湿度が適切に管理されていないため、劣化の進行が危惧され...[記事全文

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ドキュメント(2月11日〜3月10日)

 ■11日  ・東日本大震災の津波で77人の死者・行方不明者を出した南相馬市原町区の萱浜行政区の慰霊碑が神社境内に建立、除幕式  ■12日  ・三春町は国天然記念物の「三春滝桜」の子孫木を京都市の清水寺に贈呈。植樹祭を行う  ■13日  ・全町民が避...[記事全文

カテゴリー:震災から2年

県、放射線データを保存せず

 東京電力福島第一原発事故で、県は平成23年3月12日に第一原発から約4キロ離れた大熊町の大熊中で可搬型モニタリングポストによる放射線量測定をし、データを保存していなかったことが9日分かった。県は「測定値は平常時と同程度だった」としている。  県によ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

共産党委員長が第一原発を視察

 共産党の志位和夫委員長は9日、党国会調査団、県議団と共に東京電力福島第一原発で事故収束作業を視察した。視察後の取材に対し、「事故収束とは程遠く、事故はまだ続いていることを痛感した」と述べ、国の総力を挙げて本県の復興に取り組む必要性を強調した。  汚...[記事全文

楢葉で追悼式 「町再生が最善の供養」

楢葉町の追悼式で献花する津波犠牲者の遺族ら=楢葉町役場
 富岡町と楢葉町が9日に営んだ東日本大震災の追悼式では、参列者が献花をして亡き家族や知人らをしのんだ。  【楢葉町】追悼式は避難指示解除準備区域内の町役場で行われ、津波で亡くなった13人を悼んだ。  遺族、町関係者ら約50人が列席した。松本幸英町長が...[記事全文

富岡で追悼式 ピアノ演奏や詩の朗読も

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で亡くなった富岡町民の冥福を祈り、古里への思いを込めて「町民歌」を斉唱する参列者=郡山市・迎賓館グランプラス
 富岡町と楢葉町が9日に営んだ東日本大震災の追悼式では、参列者が献花をして亡き家族や知人らをしのんだ。  【富岡町】東日本大震災追悼式・咲(さ)くら希望の集いが郡山市の迎賓館グランプラスで営まれた。  約400人が出席した。第一部の追悼式では黙とうの...[記事全文

全国からの千羽鶴を献納

松本町長に千羽鶴の目録を手渡す岩淵さん(右から2人目)
 楢葉町の追悼式では、会津美里町ふくしま復興PRキャラバン隊が全国巡回して集めた千羽鶴8束を献納した。隊長で会津美里振興公社公共施設温泉管理課長の岩淵貴之さん(41)ら7人が列席して祭壇にささげた。この後、岩淵さんが松本町長に目録を手渡した。  両町...[記事全文

福島民報などの紙面を展示 横浜・新聞博物館

福島民報などの紙面を展示している企画展「再生への道-地方紙が伝える東日本大震災」
 福島民報など東日本大震災の被災地を抱える地方紙の報道から、2年間の復興の歩みや課題を検証する企画展「再生への道-地方紙が伝える東日本大震災」が9日、横浜市中区の日本新聞博物館で始まった。6月16日まで。  福島民報を含む岩手日報、河北新報、福島民友...[記事全文

放射線 放射性物質 Q&A WHOとは

 世界保健機関(WHO)が先日、東京電力福島第一原発事故による住民らへの健康影響予測をまとめた報告書を公表しました。WHOという名称は聞いたことがありますが、どのような機関なのか分かりません。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

(17)避難の母みとれず 心に残った自責の念

元気だったころの益子さんの写真を広げる和子さん。震災1カ月前には84歳の誕生日を祝っていた
 避難先の福島市で命を落とした母小黒益子さん=当時(84)=を、娘の岩本和子さん(62)はみとることができなかった。そんなに死期が差し迫っているとは想像していなかった。双葉町の自宅に必要なものを取りに戻り、避難先の栃木県那須塩原市に運んだ2日の間に容...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

【農林漁業再生】豊かな森林守りたい 模索する木材産業 樹皮の滞留も課題に 賠償基準いまだ示されず

樹皮の除染実験を行った田村森林組合=昨年9月、田村市常葉町
 東京電力福島第一原発事故は県面積の7割を占める森林にも深刻な影響を与えている。県森林組合連合会の船木秀晴専務理事によると、県内18の森林組合が行う森林整備(間伐、植林など)の面積は平成23年度に前年比で4割減少し、24年度はさらに減る見通しだ。  ...[記事全文

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【農林漁業再生】「25年度は全海域で」 野崎県漁連会長 試験操業続く

拡大海域で漁獲し水揚げされたカニやイカ=2月、相馬市・松川浦漁港
 原発事故の影響で本県沖は漁の自粛が続く。試験操業に取り組む相馬双葉漁協は対象をタコやイカなど放射性物質検査で安全が確認された13種類に限っている。アイナメ、アカガレイなど41魚種について国は、出荷制限を指示している。現時点で全面的な漁再開の時期は見...[記事全文

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識者の目【農林漁業再生】本県沿岸の調査 県水産試験場長 五十嵐敏さん 正確な情報 発信続ける

 震災の津波で、県水産試験場が保有していた調査指導船「いわき丸」を失った。県水産試験場は津波被害を逃れた小型の指導船「拓水」と独立行政法人水産総合研究センター(本部・神奈川県)から借りた「こたか丸」で、本県沿岸の魚介類や海水・海底土のモニタリング調査...[記事全文

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【農林漁業再生】福島第一原発の汚染水海洋放出 了解なくしてあり得ない

 原発の敷地内には溶解した燃料がある原子炉などを冷却し、放射性物質を含んだ汚染水がたまり続けている。現在、敷地内にたまった汚染水は約25万立方メートルで、1日に約400立方メートルずつ増えている。  東電は「多核種除去設備(ALPS)」の試運転を早け...[記事全文

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【農林漁業再生】農業産出額1851億円 479億円減少 前年の20% 平成23年

 震災と原発事故、それに伴う風評被害により、県産農産物は販売額が激減した。さらに、本県沖は漁の自粛が続いており、厳しい状況が続いている。  農家は風評被害分を含め減収分を東電に対し賠償請求しているが、作付け制限などによる農地の荒廃、就農意欲の減退など...[記事全文

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【農林漁業再生】「風評払拭」へ全力 農業、消費者目線で 「やれることは全てやる」

■「あんぽ柿」2年連続加工自粛 有効策見いだせず  東京電力福島第一原発事故によって県内各地に拡散した放射性物質は本県の農業に大きな打撃を与えている。県北地方の特産品「あんぽ柿」は2年連続で加工自粛となった。出荷再開に向け、JAや県などは懸命に研究や...[記事全文

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【農林漁業再生】JA福島五連 庄條徳一会長に聞く 中核農家へ手厚い支援を 除染・除塩遅れ営農できず

 JA福島五連の庄條徳一会長(69)に本県農業の現状と課題などを聞いた。  −東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から2年がたつ。農業復興は進んでいるのか。  「除染と除塩が遅々として進まず、被災した農家の多くが営農を再開できていない。1日も早く農...[記事全文

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打開策【農林漁業再生】風評被害対策費 今年度の5.6倍規模

 農林水産省は平成24年度東日本大震災復興特別会計補正予算に県産農産物の風評被害対策費として13億円を予算化した。国の予算を受けた県の25年当初予算案には農産物の風評被害払拭(ふっしょく)に向け約17億3千万円が計上され、規模は今年度の約3億2千万...[記事全文

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あの時、学校は 行健小(郡山市) 迎え待ち親子で下校

 一昨年3月11日午後、地震は突然やってきた。2日前に予兆はあった。マグニチュード7の地震にもかかわらず各地とも大きな被害はなかった。しかし今回は、これまでの地震とは明らかに異なり、揺れの大きさ、時間、共に私が経験した中では最大級だった。郡山市は震度...[記事全文

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【農林漁業再生】東京は支援継続 全国では風化の恐れ

 震災と原発事故の直後と比べ、風評払拭(ふっしょく)に向けた全国的な支援の動きは下火になっているとみられる。原発事故からほぼ2年を迎え、風化が原因だと指摘する声も出ている。  そんな中、東京都は「ふくしま⇔東京キャンペーン」と銘打ち、さまざまな支援策...[記事全文

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候補地の現地調査開始 中間貯蔵施設 環境省、地元に事前連絡せず

東京電力福島第一原発事故に伴う汚染土壌などを搬入する中間貯蔵施設の整備で、石原伸晃環境相は8日、建設候補地での現地調査に入ったことを明らかにした。同省職員が業者と建設候補地がある大熊、双葉、楢葉の3町内の国道から現地の様子を撮影した。同省は今後、地権...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故