東日本大震災アーカイブ

広野の山火事鎮火 21時間半後、焼失10ヘクタール前後

焼失面積が10ヘクタール前後に上るとみられる広野町の火災現場=3日午後4時30分ごろ

 広野町夕筋の山林で2日午後3時ごろに出火し、いわき市久之浜町まで拡大した山火事は、発生から21時間半後の3日午後0時半ごろ鎮火した。強風が吹く中、日暮れ以降の消火作業が難航し、焼失面積は近年では最大規模の10ヘクタール前後に上る見通し。
 双葉地方広域消防本部、いわき市消防本部、応援派遣された郡山地方広域消防本部の3消防本部と広野町といわき市の消防団が、夜を徹した消火活動を展開した。県内代表本部の福島市消防本部も情報収集のため出動した。
 150人以上の消防士と消防団員が地上から山林や休耕田など広範囲を放水し、3日午前7時ごろには火の勢いが収束した鎮圧状態になった。早朝には県消防防災ヘリが2日に引き続き出動し、上空から水をまいて鎮火させた。けが人はなく、家屋への被害もなかった。
 3日午後5時現在の火災現場近くの空間放射線量は、広野町大字折木字舘地内が毎時0・20マイクロシーベルト、いわき市末続集会所が同0・22マイクロシーベルトで、ともに火災発生前の1日午後5時現在と変わらなかった。