東日本大震災

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古里復興先祖に誓う 彼岸の中日 墓石倒れたまま「申し訳ない」

震災で倒れたままの先祖の墓に花と線香をあげ、手を合わせる渡辺さん一家=20日午前10時20分ごろ、楢葉町・大楽院

「彼岸の中日」の20日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の被災地の寺院や墓地でも墓参りをする家族や親戚らの姿が相次いだ。
 原発事故の影響で今も日中しか立ち入りできない楢葉町の沿岸部近くにある大楽院にも町民らが避難先から訪れた。同院近くの自宅が津波で被災したためいわき市の仮設住宅に暮らす渡辺武さん(72)、妻美智さん(67)、長男秋男さん(42)は震災で倒れたままの先祖の墓に花と線香をあげ、静かに手を合わせた。
 「墓石の修復は業者に頼んであるが、順番待ちでいつになるか分からない。先祖に申し訳ない」と武さん。震災前まで建築業と農業を営んでおり「いずれ戻ろうかなとは思っているが...。(除染やインフラの復旧など)全てにおいて急いでもらわないと」と複雑な表情で自宅の方向を見詰めた。

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