東日本大震災

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双葉郡に消防士派遣 県内外の22本部195人

新藤義孝総務相は22日、双葉地方広域消防本部を支援するため、県内を含む全国22の消防本部が4月1日から半年間、計195人の職員を派遣すると発表した。「福島支援全国消防派遣隊」と名付け、31日に楢葉町で発隊式を行う。
 総務省消防庁によると、大規模災害の直後に緊急消防援助隊として派遣する例はあるが、通常の消防活動の支援で全国から隊員を派遣するのは初めて。
 県内は郡山地方広域消防本部など7消防本部から12人を派遣する。最も多いのは東京消防庁の30人。各消防本部から2週間交代で派遣される計12~13人が、双葉郡内をポンプ車で巡回し、火災の予防や消火活動を行う。
 双葉地方広域消防本部はもともと浪江町に本部があったが、現在は双葉郡南部に位置する楢葉町の楢葉分署に本部と富岡消防署の機能、川内村の川内出張所に浪江消防署の機能を置いている。このほか、葛尾村に葛尾出張所がある。震災前には125人の職員がいたが、現在は110人。今春には定年退職や早期退職でさらに8人が減り、震災前に比べ20人以上の大幅減となる。8人を新卒採用する予定だが、半年間は消防学校での訓練で不在となるため、全国に応援を求めていた。
 双葉地方広域消防本部は派遣隊の応援を受けながら、4月1日に予定している浪江町の避難区域再編に合わせ、同町役場の建物内に同本部の職員3人を新たに配置する方針。本部や川内出張所から距離がある双葉郡北部の警戒を強化する。
 双葉地方広域消防本部の渡辺敏行総務課長補佐は「応援を受けながら、火災の早期発見・対応につなげたい」としている。
 派遣隊の発隊式は31日午後2時から、楢葉町の双葉地方広域消防本部で行われる。岡崎浩巳消防庁長官、佐藤雄平知事、双葉地方広域市町村圏組合管理者の山田基星広野町長らが出席する予定。


【派遣消防本部の内訳】

◆県内応援(7消防本部、12人)
・白河地方広域市町村圏(1人)
・会津若松地方広域市町村圏整 備組合(2人)
・郡山地方広域消防組合(4人)
・福島市(2人)
・喜多方地方広域市町村圏組合 (1人)
・安達地方広域行政組合(1人)
・伊達地方消防組合(1人)
◆全国応援(15消防本部、183人)
・札幌市消防局(6人)
・仙台市消防局(21人)
・さいたま市消防局(9人)
・千葉市消防局(6人)
・東京消防庁(30人)
・横浜市消防局(24人)
・川崎市消防局(9人)
・名古屋市消防局(9人)
・京都市消防局(9人)
・大阪市消防局(27人)
・神戸市消防局(9人)
・広島市消防局(6人)
・松山市消防局(6人)
・北九州市消防局(6人)
・福岡市消防局(6人)

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