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放射線 放射性物質 Q&A 「ベクレル」や「シーベルト」語源は

 東京電力福島第一原発事故発生後、身近で頻繁に使われるようになった放射線に関係する単位に「ベクレル」や「シーベルト」などがあります。そもそものそれらの語源はどんなものがあるのでしょうか。

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院教授(放射線医療科学専攻) 高村昇さん

■多大な功績を残した 科学者の名前に由来

 胸部レントゲン写真の「レントゲン」は1895年にエックス線を発見したレントゲン博士にちなんで名付けられました。このように放射能や放射線に関する用語の多くは、大きな業績を残した科学者の名前に関係しています。
 食品や土壌などに含まれる放射能を表す単位として使われている「ベクレル」(Bq)は、アンリ・ベクレル博士というフランスの物理学者の名前にちなんでいます。
 ベクレル博士はもともとは蛍光物質を研究していましたが、その研究の過程でウランからアルファ線という放射線が出ているのを発見しました。ベクレル博士はこの功績が認められ、1903年、同じく放射線物理学の分野で多大な功績を残したキュリー夫妻とともに、ノーベル物理学賞を受賞しています。
 ちなみに、放射能の単位がベクレルとなる前は、キュリー(Ci)という単位が用いられていました。これはキュリー夫妻から名付けられています。
 また、放射線の人体への影響を表す単位の「シーベルト」(Sv)は、スウェーデンの物理学者であるロルフ・マキシミリアン・シーベルト博士の名前から取っています。
 シーベルト博士は放射線測定器である「シーベルト・チャンバー」を開発したほか、放射線から身を守るための基準の作成などを担っている国際的組織である国際放射線防護委員会(ICRP)の設立にも尽力し、後にICRPの委員長も務めました。

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