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地面から1センチまで除染を 放射性物質の9割存在 近畿大 川俣で研究報告会

放射性物質についての研究成果を発表する山西准教授

 近畿大(本部・大阪府東大阪市)は23日、福島県川俣町で除染研究の報告会を開き、放射性物質の90%が地面から1センチまでの層に存在し、この層を広範囲に除去すれば空間放射線量は10分の1以下になるとの研究結果を公表した。
 近畿大原子力研究所の山西弘城准教授が中心となり、平成23年4月から定期的に、計画的避難区域となっている町内の山木屋地区などの砂場や畑、校庭から土壌を採取し、放射性物質を測定してきた。
 分析の結果、放射性物質は地表から1センチ以内に集中していることが分かった。さらに、土壌の細かい粒子に付着し、水に溶け出すことはほとんどないことも確認した。
 山西准教授は「効率的な除染が期待でき、廃棄物の量を抑えることができる」としている。
 近畿大は町の復興支援アドバイザーに委託されており、昨年5月から全学規模で支援している。報告会では除染技術の研究成果の他、研究者が今後の産業振興の在り方について提言した。

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