東日本大震災

  • Check

富岡町3区域に再編 町民の線量対策課題

警戒区域が解除され、楢葉町と富岡町の境にある検問所を撤去する警察官=25日午前0時15分ごろ

東京電力福島第一原発事故により全域が警戒区域の富岡町は25日午前零時、避難指示解除準備、居住制限、帰還困難の3区域に再編された。避難区域を抱える11市町村で8市町村目の再編で、原発立地町では楢葉、大熊に続き3町目。
 警戒区域の解除に伴い、町境のバリケード15カ所を開放し、検問所を撤去。新たに帰還困難区域の128カ所にバリケードを設置した。6号国道の富岡消防署近くにある開閉式バリケードは、再編時間に合わせて国の担当者が施錠した。
 双葉署や双葉地方広域消防本部の合同パトロール部隊は警戒区域の解除と同時に富岡町内に入り、不審者や火災発生を警戒した。
 町が2月末に概算でまとめた区域別の人口は避難指示解除準備区域が501世帯・1470人、居住制限区域が3970世帯・9798人、帰還困難区域が1875世帯・4648人。比較的線量の高い居住制限区域の人口が約6割を占めるため、町民の被ばく線量対策が課題となる。
 遠藤勝也町長は25日未明、6号国道付近のバリケード設置場所で「区域による町民の分断にはつらい思いがある。国は、賠償や除染が加速していくよう全力で取り組んでほしい」と述べた。
 浪江町は4月1日に3区域に再編される。

東日本大震災の最新記事

>> 一覧