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【東電 財物賠償手続き開始】 「生活再建の弾みに」 財物賠償開始 関係市町村長

 東京電力福島第一原発事故の財物賠償手続きが始まったことに、関係市町村の首長からは被災者の生活再建の弾みになるとする歓迎の声が上がる一方、賠償内容の一層の充実を求める意見が出た。
 渡辺利綱大熊町長は「ようやくのスタート。町民が納得し、生活再建につながる賠償を望む」と語り、川俣町の古川道郎町長は「動きだした点は評価したい」と話した。
 冨塚宥暻田村市長も「避難者の生活再建を図る上で一歩前進」と受け止め、松本幸英楢葉町長は「町民が帰還を判断するための重要な材料。一日も早く作業を進めてほしい」と要望した。
 遠藤雄幸川内村長は「(地元に)戻る人も、戻らない人も、戻るかどうか迷っている人にとっても、心の安定につながる」との考えを示した。
 一方、遠藤勝也富岡町長は「賠償の内容については実態に合わない部分がある。東電には、さらに誠意を持った対応を求めたい」とし、伊沢史朗双葉町長も「とても満足できる賠償の内容ではない」と不満をのぞかせた。桜井勝延南相馬市長は「再編された避難区域の区別なく、賠償に応じてほしい」と訴えた。
 馬場有浪江町長は「法的解釈だけでなく、被災者の実態に合った対応が必要」と指摘。松本允秀葛尾村長は「登記の確認など手続きは簡単に進まないはず。東電は被災者の立場で努力を」と注文を付けた。菅野典雄飯舘村長は「避難者の生活設計のためにも、家財の賠償はもっと早期に実現させるべきだった」と遅れた賠償開始にいら立ちを見せた。

カテゴリー:3.11大震災・断面

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