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廃炉「直接関係ない」 第一原発汚染水の5、6号機移送 東電社長会見

今後の汚染水処理計画などを説明する広瀬社長(中央)ら

 東京電力福島第一原発内の地下貯水槽から汚染水が漏れた問題で、同社が緊急時の汚染水の移送先として同原発5、6号機の圧力抑制室を検討していることについて、広瀬直己社長は17日、廃炉を考慮に入れた措置ではないことを明らかにした。同日、楢葉町の東電福島復興本社で記者会見した。
 圧力抑制室に塩分を含んだ水を入れれば、設備の腐食などが想定される。広瀬社長は「(5、6号機に移送する)優先順位は当然、後ろ。どうしても入れなければならない場合は、塩分を抜いた水を入れることもできる」とし、「廃炉する、しないには直接関係ない話」と述べた。
 広瀬社長は汚染水の処理に関し、移送初日の11日に配管結合部から水漏れしたことを「スタートから作業が遅れてしまい、大変申し訳ない」と陳謝。当初の予定通り、6月上旬までに移送を完了させる見通しを示した。
 汚染水漏れの周辺環境への影響を評価するために実施している地下水のモニタリング結果は、16日に検査した8カ所全てで放射性物質が検出限界値未満だった。
 同席した山口博副社長は冷却系統の停電問題の対策について説明した。小動物侵入対策、ケーブル保護対策などの項目別に設備を点検し、5月末までに弱点の抽出を終え、6月から補強対策を実施する。可能な部分は既に対策を取っており、高圧電源回路の多重化はほぼ全て完了しているという。

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