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今を生きる 趣味の園芸で社会貢献 ハーブティー教室開講 古里の主婦に交流の場

園芸アドバイザーとして歩み始めた福尾さん(左から2人目)

■元楢葉中教頭 白河出身 福尾実さん 60

 元楢葉中教頭の福尾実さん(60)は4月から古里の白河市で、趣味を生かした園芸アドバイザーの道を歩み始めた。18日には主婦を対象に初めてのハーブティー教室を開き、交流を深めた。
 福尾さんは保健体育の教諭だったが、20代のころから趣味で庭いじり、ハーブ栽培などに取り組んできた。赴任先の中学校で植物の管理を任され、大熊町の自宅でもさまざまなハーブを育てていた。
 しかし、東日本大震災後は、会津若松市に一時避難し、教員も退職した。平成23年7月からは長男夫婦が暮らす南相馬市と、西郷村の総合社会福祉施設・太陽の国で働く妻絹子さん(57)の元を行き来する生活をしていた。
 「趣味の園芸で社会の役に立てないか」と考え、西郷村にある公共職業訓練委託校・アネシス学院で専門的な農業技術を習得した。さらに同学院の系列会社いきいきライフ福島が主催するカルチャー教室を受講したことが縁で、同教室の園芸アドバイザーに就く。
 福尾さんにとって初めてとなる教室は白河市にある「みさかドリームハウス」で開いた。ハーブの育て方や、アップルミント、ペパーミントなどの生の葉を使ったハーブティーのおいしい入れ方などをアドバイスした。
 成長力の強いハーブは今でも大熊町の自宅の庭ですくすくと育っているという。福尾さんは「ハーブの良さを多くの人に伝えたい」と新たな目標を見据える。
 福尾さんが講師を務めるハーブ教室は来月11日と16日にも開かれる。

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