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放射線 放射性物質 Q&A エックス線検査の介助妊娠に影響は

 1歳の娘が病院で頭部のエックス線検査を受けることになりました。撮影のためには介助する人が必要だと病院から言われましたが、自分自身が妊娠している可能性があります。どうしたらよいでしょうか。

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院教授(放射線医療科学専攻) 高村昇さん

■検査の目的や介助の方法病院で事前によく相談を

 小さなお子さんがエックス線の検査を受ける場合、どうしても家族の方がそばにいないと検査がうまくいかないことがあり、その際には介助をお願いすることがあります。その一方で、介助をする母親が妊娠している可能性がある場合、胎児への放射線の影響も気になるところです。
 病院でエックス線検査を受ける際、医師や放射線技師がエプロンのようなものを着て、撮影しているところを見たことがあるかと思います。あのエプロンの中には鉛が入っています。鉛はエックス線を遮蔽(しゃへい)する効果がありますので、鉛入りのエプロンを着用することによって医師や放射線技師が過剰な被ばくをするのを防いでいるのです。
 同様に、お子さんの介助をする際にも、鉛入りのエプロンをすることによって、介助をする母親、さらには胎児の放射線被ばく線量を低減化できます。
 1回の検査の場合であれば、このような対策を取れば十分に被ばく線量を低減化することが可能ですが、もし複数回の検査が必要であると言われた場合にはどうすればよいでしょうか? 放射線に対する感受性は、年齢が高くなると低くなるということが知られています。このため、何回もの検査が必要な場合には、例えばお子さんの祖父や祖母らに介助をお願いするのも1つの方法であろうと思います。
 まずは病院で医師や看護師に検査の目的や介助の方法について、よく相談することが大切です。

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

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