東日本大震災

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楢葉町消防団 3年ぶり春季検閲 帰還へ向け団結呼び掛け

3年ぶりに行われた楢葉町消防団の春季検閲。消防団員を通常点検する柴田団長(左)と松本町長(左から2人目)=楢葉南小体育館

 昨年8月に町の大半を占める警戒区域が避難指示解除準備区域に再編された楢葉町の消防団春季検閲式は21日、町内の楢葉南小体育館で行われた。消防団員が一堂に会するのは平成23年1月の出初め式以来で、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後は初めて。春季検閲は3年ぶりとなった。
 町によると、消防団員はわずかながら減少傾向にあり、3月末の在籍は7分団218人。春季検閲には約半数の約110人が参加した。柴田浩光団長が昇格や新入団員4人に辞令を手渡し「避難が続く中で分団ごとにコミュニケーションを維持してほしい。(避難指示が解除され)帰還が始まったらすぐに(消防団の)活動が再開できる態勢を整えたい」と団結を呼び掛けた。
 松本幸英町長は勤続10年の団員33人を表彰し「消防団は防災の要として欠かせない存在。町民が安心して戻れるよう力を発揮してほしい」と語った。
 町婦人消防隊の参加は見送り、震災と原発事故前に行っていた恒例の分列行進や木戸川での放水訓練は中止した。
 同消防団では震災に伴う避難誘導中、団員1人が津波で亡くなった。

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