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ユメカサゴ、ヤナギムシガレイ 試験操業に追加へ 相馬双葉漁協

 相馬双葉漁協は早ければ5月上旬からユメカサゴ、ヤナギムシガレイの2魚種を試験操業に追加する。24日、いわき市の県水産会館で開いた県地域漁業復興協議会で決まった。試験操業の対象は16魚種に増える。

 同漁協が昨年10月1日から今月2日まで実施したモニタリングの結果、ユメカサゴは放射性物質が不検出だったのが49検体、1キロ当たり50ベクレル以下が12検体だった。ヤナギムシガレイは不検出が43検体、1キロ当たり50ベクレル以下が29検体だった。

 この他、放射性物質濃度が低いサメガレイ、キアンコウについては重点検査対象とし、次期試験操業の対象魚種として検討することを申し合わせた。

■汚染水海洋放出「絶対認めない」 東電に強調

 協議会では、東京電力福島第一原発の地下貯水槽からの汚染水漏れについて東電関係者から説明があり、漁業関係者は汚染水の海洋放出を絶対に認めない姿勢を強調した。

 東電の新妻常正常務らが、漏えいの概要と汚染水の移送計画を説明した。県漁連の野崎哲会長は、同社が緊急時の汚染水移送先として同原発5、6号機の圧力抑制室を検討していることに触れ、「5、6号機への移送を経ずに、汚染水の海洋放出はあり得ない」とくぎを刺した。原発建屋周辺を流れる地下水を上流でくみ上げて海洋に流す「地下水バイパス」については、モニタリングで地下水に汚染が確認されれば海洋放出を中止する方向性を再確認した。

 参加者からは「漁業者にとって水の一滴は血の一滴。一滴たりとも(汚染水を)海に流してもらっては困る」「トラブルが続けば、試験操業が前進どころか後退しかねない」など厳しい意見が相次いだ。

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