東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

乳幼児用ホールボディーカウンター ひらた中央病院9月にも導入 高精度の測定可能

開発の意義を説明する早野教授(右から2人目)ら

 東京電力福島第一原発事故に伴うホールボディーカウンター(WBC)による内部被ばく検査で、平田村のひらた中央病院に9月にも、乳幼児用の新たな検査装置が導入される。東京大大学院の早野龍五教授や開発メーカー・キャンベラジャパンの山之内寿彦社長らが開発を進めている。早野教授らが26日、県庁で記者会見し、発表した。

 検査装置は、同病院で検査を実施している公益財団法人震災復興支援放射能対策研究所(佐川文彦理事長)が導入する。現在の検査装置はおおむね身長80センチ以上の4歳以上が検査対象。乳幼児を検査する際は専用架台やベビーチェアが必要で、正確に測定できない可能性があった。開発中の装置は、横になったまま計測でき、乳幼児の体型に合わせて検出器を配置する。検出限界値は既存機器の全身250~300ベクレル未満に対し、約50ベクレル未満と高精度の測定が可能だという。国、県などの助成は受けず、開発費用約1億円は主に震災復興支援放射能対策研究所が負担した。一部はキャンベラジャパンが負担した。

 早野教授は「乳幼児への正確な検査を望む保護者の声に動かされた。保護者が抱える不安を払拭(ふっしょく)したい」と語った。

 震災復興支援放射能対策研究所は26日からひらた中央病院でのWBCの検査料を無料にした。甲状腺検査も無料で実施している。佐川理事長は「(新装置導入後も)無料で検査できるので、多くの人に活用してほしい」と呼び掛けた。

 問い合わせは同研究所 電話0120(06)4771へ。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧