浜通りの避難者自治会連を設立 福島
東京電力福島第一原発事故で浜通りから福島市に避難している住民でつくる「福島市相双自治会連合会」の設立総会が26日、福島市の多世代交流センター高湯街道・虹の和村で開かれ、初代会長に笹谷東部仮設住宅自治会長の熊田伸一さんを選んだ。
連合会は南相馬市、浪江町、富岡町、双葉町、飯舘村の5市町村の避難者でつくる17自治会約1600世帯で構成している。いずれもサロンや趣味の教室などで虹の和村を利用しており、自治体の枠を超えて情報交換と交流を深めるのが狙い。
設立総会には各自治会の会長ら約30人が出席した。終了後に懇親会も開かれ、出席者は早速、親睦を深めた。熊田会長は「同じ悩みや苦しみを持つ者同士、絆を強めたい。自治体の垣根を越えて行政に要望することもできる」と話した。
(カテゴリー:福島第一原発事故)