東日本大震災

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湖底から復興の誓い 藤沼湖を歩く会 先人に思いはせる

藤沼湖の湖底を歩く参加者。東日本大震災で左奥の堤防が決壊し、約150万トンの貯水が激しい濁流となって下流の滝、北町両集落をのみ込んだ。7人が犠牲になり、今も1人の行方が分からない開会式の冒頭、決壊事故の犠牲者に黙とうをささげる参加者

 東日本大震災で決壊した須賀川市長沼地区の農業用ダム「藤沼湖」の湖底を歩く会は29日、現地で開かれ、参加者が藤沼湖を築いた先人たちの歴史を学びながら、現状を肌で感じた。
 地域の象徴である藤沼湖と向き合うことで、震災からの復興と地域再興に向けた歩みの一助になればと長沼商工会が企画した。県内外から約230人が参加した。
 参加した親子連れらは案内人とともに、傷痕がそのまま残る決壊場所をはじめ、新たな植物の芽が出始めた湖底を歩いた。須賀川市の会社員佐藤友則さん(36)は「震災後初めて来た。釣りで訪れたことのある場所だけに、現状を実際に見て驚いた。耐震性をしっかりして、元の藤沼湖を取り戻してほしい」と話した。
 藤沼湖の復旧をめぐっては、県が今年10月に工事に着手する方針を示している。

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