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酒粕ジェラート開発 喜多方の蔵元協力 7月にも販売

商品をPRする木村さん(右)ら

■いわきの木村ミルクプラント
 いわき市平の木村ミルクプラント(木村謹一郎社長)はジェラートの新商品「酒粕(さけかす)」を開発した。同社ブランドの牛乳「命の雫」と喜多方市の大和川酒造店から提供された酒粕を組み合わせた。7月にも販売を始める。新たな名物商品としてPRし、東日本大震災で落ち込んだ売り上げの回復を目指す。
 木村ミルクプラントは大正時代に「木村牛乳店」として創業した。牛乳、ヨーグルトなどの宅配、通販を手掛ける。生乳のうま味と栄養分が生きる「パスチャライズ製法」による商品が人気を集め、震災前は約7000件の販売先があった。
 しかし、震災で電気、水道が止まり、一時製造中止に追い込まれた。県産乳を使った製造再開まで2カ月近くかかった。宅配契約を結ぶ顧客の避難などが影響し、5月現在の販売先は震災前から約2300件(約32%)減ったままだ。
 活路を見いだそうと昨年11月から、ジェラートの製造・販売を始めた。昨年夏にヨーグルトリキュール「夜ぐると」を共同開発した同酒造店から「酒粕」味を提案された。濃厚なミルクと酒粕のほのかな香りが調和した自信作が4月末までに完成した。
 5日までの3日間、社員3人が同酒造店に出店を構えた。試験販売したジェラート「酒粕」も好評を得た。常務の木村八重子さん(55)は「滑らかな優しい味に仕上がった。ぜひ食べてほしい」と話す。
 商品の問い合わせは木村ミルクプラント 電話0246(34)2542へ。

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