東日本大震災アーカイブ

植物工場の野菜初出荷 南相馬ソーラー・アグリパーク

ドーム型温室内でフリルレタスの生育状況を確認する従業員

 南相馬市原町区の津波被災地に建設された植物工場・太陽光発電所「南相馬ソーラー・アグリパーク」で9日、植物工場で育てられた野菜の本格出荷が始まった。
 子どもたちの体験学習などを通じ風評を払拭(ふっしょく)するのが目的で、農林水産省の補助金や復興交付金を活用し、福島復興ソーラー(半谷栄寿社長)と市が共同で整備した。地元の農業法人泉ニューワールド(佐藤幸信代表)がドーム型温室2棟で、フリルレタスとホワイトセロリを水耕栽培している。
 オープニングセレモニーでは桜井勝延市長や植物工場の野菜を全量買い取るヨークベニマルの大高善興社長らがあいさつした。同市原町区の高平小の児童約30人が3月に種まきし、収穫された野菜をトラックに運び入れて初出荷した。
 児童は太陽光発電所の施設でソーラーパネルを点検するなどし、エネルギーについて体験しながら学んだ。
 植物工場では今後、フリルレタス400株、ホワイトセロリ450株を毎日出荷する。

出荷されるフリルレタスをトラックに運び込む高平小の児童