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一般車 来月中旬に通行可 政府示す 通勤や通院など対象

 政府が特定目的の一般車両に限り認める方向で調整していた帰還困難区域の通行が、6月中旬にも開始される見通しとなった。通行を認めるのは原則、帰還困難区域を通って通勤・通院する避難者、日中の立ち入りが可能な避難指示解除・居住制限両区域に一時帰還する住民。6月上旬から通行希望者の申請を受け付ける予定だ。
 16日に政府と県、東京電力福島第一原発事故で避難区域が設定された12市町村による会議が郡山市で開かれ、政府側が示した。双葉郡の区域再編が今月28日の双葉町を最後に完了することに伴い実施する。6月中旬をめどに通行許可証の発行態勢が整った市町村から順次、運用を開始する。
 対象は幹線道路で、浜通りを縦断する6号国道と、東西に走る288号国道から県道小良ケ浜野上線(251号県道)を経由して6号国道につながるルート。浪江町津島地区を走る114号国道は、放射線量が比較的高い反面、通行許可を求める意見もあることから、今後、検討する。
 通行希望者は避難元市町村に登録を申請する。市町村が審査し許可証とステッカーを発行する。通行は午前7時から午後7時までを基本とする。
 浜通りは原発事故で交通網が分断された。昨年12月に復旧・復興業務の従事者、12市町村の職員に限り幹線道路の通行が許可されたが、一般住民からも要望が多かった。今回の措置で、富岡町民が避難先の南相馬市からいわき市の病院に通ったり、いわき市に避難した浪江町民が町内の避難指示解除準備区域に入る際などに通行が可能となる。
 政府は、相馬野馬追など古里の特別な伝統行事に参加する際なども特例的に認める方針だ。

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