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今を生きる 地域の絆強めたい 四十数年ぶり お田植え祭 氏子ら30人神田で手植え 秋には収穫米で酒造り

神田で田植えに臨む氏子や子ども

■いわき市平 立鉾鹿島神社

 いわき市平中神谷の立鉾(たてほこ)鹿島神社は四十数年ぶりに「お田植え祭」を復活させた。25日、境内前の水田で田植えをした。収穫米でオリジナルの清酒「神谷」を造り、地域の絆を強める。
 宮司の佐藤大和さん(53)によると、地域では以前、神田で収穫した新米を神前に供えていた。機械化が進むなど社会情勢が変化し、「お田植え祭」は途絶えた。
 市内北部に位置する神社周辺は東京電力福島第一原発事故の風評被害があるという。東日本大震災と原発事故からの再興や伝統文化を復活させることで地域のつながりをより深めようと氏子らの協力を得て復活させた。
 そろいのオレンジ色の法被を着た氏子総代や氏子青年会をはじめ地域の子どもたち合わせて約30人が臨んだ。佐藤さんの神事に続き、水田約10アールに参加者が横一列に並び「ニホンバレ」の苗を丁寧に手植えした。
 今秋には地区内で収穫されたコメを加え、郡山市の蔵元に醸造を依頼する。佐藤さんは「農業の大切さを子どもに伝えながら、地域が結束し復興を果たしたい」と願う。

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