東日本大震災

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県連「現状認識乏しい」 森少子化相も直接抗議

大島本部長に抗議文を手渡す平出幹事長(右から2人目)

自民党の高市早苗政調会長が東京電力福島第一原発事故で死者は出ていないと発言した問題で、同党県連は19日午前、発言の撤回と謝罪を求める抗議文を党執行部に提出した。
 党県連の抗議文は、「本県では原発事故の影響で過酷な避難により亡くなった方や、精神的に追い詰められ自殺をされた方など現在1400人を超える災害関連死が認定されている」と指摘。「(高市氏の発言は)現状認識に乏しく、亡くなられた方々、ご遺族、避難をされている方々をはじめ、県民に対しての配慮も全くなく、不適切なものであり、強い憤りを感じる」と強く批判した。
 党県連の平出孝朗幹事長、吉田栄光筆頭副幹事長が党本部で党東日本大震災復興加速化本部の大島理森本部長に抗議文を手渡した。大島氏は「(高市)政調会長にもしかと伝える。(抗議文を提出した県連と県民の)思いに対しては申し訳ない思いでいる」と陳謝。さらに「(被災者の)皆さんが地元で苦しんでいる時に、(抗議文を受けたことを)真摯(しんし)に受け止め、(復興に向けて)党を挙げて努力していく」と強調した。平出幹事長らは高市氏と「予定が取れない」との理由で直接面会できなかった。
 また、森少子化担当相も党本部で記者団の取材に応じ、「大変怒っている」として高市氏に直接抗議したことを明らかにした。
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 高市氏が陳謝したことを受け、平出幹事長は福島民報社の取材に対し、「原発事故の重大さをあらためて認識してもらえたと受け止めている。県連としてのけじめはついた」と語った。

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