東日本大震災

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手縫い「のれん」完成 新潟県作業療法士会が指導 楢葉町民に届ける

届いた「のれん」を手にするお年寄り

 楢葉町民が避難している会津美里町の宮里仮設住宅に、新潟県作業療法士会から手作りの「のれん」が届いた。避難中のお年寄りと会員が一緒に手縫いして完成させた作品で「福島」「新潟」「ありがとう」などの文字も縫い付けてある。
 東日本大震災後の平成23年10月から今年3月まで、同会のメンバーが仮設住宅を定期的に訪れ、お年寄りを指導した。縫いものをして手を動かすことに、心を癒やす効果があるためだ。
 お年寄りは約2年間、会員のアドバイスを受けながら、1枚の布に糸で折り鶴やモミジなどの模様を描く作業を続けた。中には会員よりも器用な人や、次々と作品を完成させる女性もいて会員との交流も深まったという。
 今年、90歳を迎えた女性は「楢葉町でも縫いものは日課だった。会員の人たちが来るのを楽しみにしていた。今では生きがいの一つだ」と笑顔を見せた。別の女性は「みんなで一緒に作業することで親睦も深まり、気持ちも安らいだ。作業療法士の皆さんに感謝したい」と話している。
 のれんは仮設住宅内にある町社会福祉協議会の入り口に飾った。

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