東日本大震災

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4日から医師、看護師 浪江町の応急仮設診療所

 東京電力福島第一原発事故で全町避難している浪江町が、避難区域再編により立ち入り可能になった町内の役場に開設した応急仮設診療所に7月4日から、国立病院機構災害医療センター(東京都)の医師と看護師が派遣される。30日からは毎週日曜日の相馬郡医師会からの派遣が始まる。
 センターから派遣されるのは厚生労働省災害派遣医療チーム(DMAT)事務局(東京都)の小早川義貴医師(36)と小塚浩看護師(48)の2人。今後、勤務する日時などを詰める。
 これまで仮設診療所では、関根俊二国保津島診療所長(71)らが、木曜日に二本松市の同診療所から通っていた。火曜、土曜日は看護師のみ常駐している。関根所長は浪江での勤務に加え、常勤医確保へ向けた交渉のための東京出張などもこなしている。
 関根所長の取り組みを小早川医師が報道で知った。医師不足の中で奮闘し、町民を医療で支える活動を支援しようと名乗り出た。
 小早川医師は「福島の問題は日本の問題。浪江の現状を発信し、将来的には全国から医師が集まる仕組みをつくりたい」と意気込む。
 関根所長は「2人の支援に感謝している。常勤医の確保につながれば、開設日を増やすこともできる」と歓迎した。
 町の担当者は「医療体制の充実により、立ち入りする町民と復旧作業に当たる職員らの安心につながる」としている。

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