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今を生きる 「今の福島」肌で感じて 観光庁コンテスト東北ブロック賞に

次回のツアーに向け企画を練る代表の吉田さん(左)ら「スタ☆ふく」のメンバー

■福大学生有志がツアー企画・実行 スタ☆ふくプロジェクト 

 福島大の学生有志による団体「スタ☆ふくプロジェクト」は東日本大震災、東京電力福島第一原発事故からの復興を目指す本県の「今」を県外に発信しようと独自の旅行ツアーを企画・実行している。取り組みは観光庁のコンテスト「今しかできない旅がある」で東北ブロック賞に輝いた。
 メンバーは男女学生17人。被災地復興を目的に設立された全国規模の学生団体「JASP」の参加者を中心に結成した。メンバーは本県への現状認識が県内外で温度差があると感じ、プロジェクトを旗揚げした。ツアーの企画は福島交通観光などの助言を受けながら、メンバーが考えた。
 ツアーのテーマは「今の福島を見て、聞いて、感じてほしい」。地域の人との触れ合いを重視した内容とした。昨夏から今冬にかけて4コースを企画し、県内外の学生を中心に募った。昨年8月の初回ツアーはいわきコース、二本松コースを実施し、1泊2日の各コースにそれぞれ約30人が参加した。このうち二本松市では東和地区を訪れ、生産者と一緒にナスやトマトなどの野菜を収穫した。その野菜を使ったカレーライスを夕食に味わった。
 代表を務める吉田哲朗さん(21)=人間発達文化学類4年=は「ツアーに参加した人が県産食材を買ってくれるようになった。福島へのイメージを変えられたと思う」と話した。今後は南相馬市へのツアーを設けるなど一層の情報発信に努める。
   ◇    ◇
 コンテスト「今しかできない旅がある」の表彰式は27日、都内の国土交通省で行われ、代表の吉田さんらメンバーが東北ブロック賞を受け取った。

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