東日本大震災

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ラトブにあす再々開店 レストラン「Kudoh(クドー)」

ラトブで再出発する(右から)順子店長、洋一さん、店員の細井さん

 東日本大震災の津波で被災した、いわき市泉町のいわきサンマリーナに店を構えていたレストラン「Kudoh(クドー)」は7月1日、市内平のJRいわき駅前のラトブ1階に再々オープンする。店長の工藤順子さん(48)と、夫でシェフの洋一さん(52)は「もう一度、店内をお客さんでいっぱいにしたい」と意気込んでいる。
 いわきサンマリーナは、平成7年のふくしま国体に合わせて小名浜港の南端に整備されたレジャー用ボートなどの船着き場だった。クドーは10年以上、パスタやハンバーグなどの洋食を提供していた。
 独自にスパイスを調合したカレーは、くせになる辛さでおいしいと特に評判だった。1日に300人が訪れる日もあったという。
 いわきサンマリーナは津波で壊滅した。震災から約3カ月後、運営会社は解散を決めた。クドーも閉店を余儀なくされた。洋一さんも持病が悪化し入退院を繰り返すようになった。
 「夫婦の生きがいだった店を再開し、夫に元気になってもらいたい」。順子さんは、知人のヨットオーナーらの支援を受けて23年11月に小名浜に小さな店を再開した。洋一さんが入院している時は順子さんが1人で店を切り盛りした。しかし、店は位置的にも目立たなかった。
 もっと、皆に分かってもらえる場所で、昔のにぎわいを取り戻したいと、ラトブに店を構えることになった。新店舗では、サンマリーナの店で働いていた細井祐介さん(23)も新たに店を手伝う。
 皆に喜んでもらえる店にするため、3人力を合わせて新たな船出を迎える。
 カレーは680円から。営業時間は午前11時から午後9時まで。問い合わせは電話0246(25)1501へ。

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