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放射性物質検査を見学 福島のベラルーシ交流事業派遣団

ゴメリ州の放射性物質検査の実施状況を学ぶ団員

【ベラルーシ・ゴメリで鈴木仁記者】放射性物質からの食品の安全確保対策を調査するためベラルーシを訪れている福島市のベラルーシ視察交流事業派遣団は22日、ゴメリ州衛生学疫学社会健康センターを視察し、食品の放射性物質検査の実施状況について理解を深めた。
 ゴメリ州には、チェルノブイリ原発事故の影響により農産物などに含まれる放射性セシウムやストロンチウムを測定する検査場が20カ所ある。同センターは国の機関で検査場全てを所管している。
 派遣団はセンター内の検査機器を視察した。研究者から平成24年に1万1500検体を測定したことなど検査実績について説明を受けた。研究者は「情報を全て公開することが、住民から信頼を得る第一の条件だ」と語った。キノコ類や野生動物の肉を測定して放射性セシウムが基準値を超える事例が多いという。
 視察の後、団員の福島市自治振興協議会連合会長の菅野広男さん(71)は「県内はゴメリ州と比べ、検査体制が明確に一本化されていないと感じた。体制を整え、住民の安心につなげる必要がある」と語った。

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