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東電が地下水バイパス説明入れず 汚染水流出に批判続々 相馬双葉漁協

説明資料に目を通し厳しい表情を見せる漁業者

 東京電力福島第一原発の地下水バイパス計画に関する相馬双葉漁協向けの説明会が24日、相馬市の旅館かんのやで開かれた。汚染水海洋流出について漁業者から批判が相次ぎ、地下水バイパスの説明に入ることができずに終わった。汚染水漏えいを防ぐガラス系薬液を使った地盤改良が8月10日ごろに完了するのを待ち、モニタリング結果などを踏まえてあらためて説明会を開く。
 県漁連が東電、資源エネルギー庁による説明の機会を設け、同漁協の組合員ら約120人が参加した。漁業者から「地下水バイパス計画は高濃度汚染水の海洋流出問題と混同され、風評被害が拡大する」とする声が続いた。議論する時期ではないとの意見が大勢を占め、佐藤弘行組合長が計画説明の見送りを提案した。
 「まずは汚染水流出の対策を急ぐべき」「いつも対応が後手後手だ」「対策を取っても効果がない場合の責任はどうする」などの発言も出た。事故収束のため地下水バイパスの実施に理解を示す県漁連幹部に対し、「漁業者を向いていない」とする指摘もあった。
 冒頭、東電の新妻常正常務が汚染水流出などについて謝罪した。同漁協に対する地下水バイパス計画の説明会は6月に続いて2度目。

カテゴリー:福島第一原発事故

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