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放射性物質の影響学ぶ 福島の派遣団 ウクライナ訪問

チェルノブイリ原発事故で拡散した放射性物質の影響を学ぶ団員

【ウクライナ・キエフで鈴木仁記者】
 放射性物質からの食品の安全確保対策を調査する福島市のベラルーシ視察交流事業派遣団は25日、ウクライナの首都キエフで国立環境地球化学研究所を訪れ、チェルノブイリ原発事故による放射性物質の影響、内部被ばく対策などについて学んだ。
 研究所のゲオルギ・ルシチェンコ所長が講師を務めた。チェルノブイリ原発事故の発生当初に公式発表が行われず、ヨウ素剤の使用など初期の防護対策が施されなかったと説明。「防護が行われていれば、甲状腺がんは減っていたのではないか」と見解を語った。また、雨で地表に落ちた放射性セシウムは水分と結び付いているため、移動しやすいとの研究成果を示した。
 団員からは「事故当時、放射性物質の拡散を予測するシステムは存在したか」と質問が出された。ルシチェンコ所長は「モニタリングポストが少なく、予測は難しかった。飛行機で上空から測定して汚染マップを作り、その後の拡散を予想した」と当時の対応を説明した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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