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今を生きる 感謝の手紙に継続誓う 鶴城小の姉妹からお礼

感謝を伝えられた赤井さん(左)と遠藤萌花さん

■若松で児童らのため交通整理 大熊から避難 赤井光清さん(77)
 会津若松市の大熊町役場出張所前で交通整理を行っている同町交通指導隊員の赤井光清(こうせい)さん(77)はこのほど、同市の鶴城小に通う姉妹から感謝の手紙やメダルを贈られた。「避難してから、これほどうれしかったことはない。微力ながら、これからも続けたい」と喜んでいる。
 「暑いのに交通整理してくれてありがとうございます。夏休みはゆっくり休んでくださいね」。同校4年の遠藤颯花さん(9つ)の手紙には、感謝の言葉がつづられていた。2年生の妹萌花さん(7つ)から贈られた手作りのメダルにも「毎朝立っていてくれてありがとう」とのメッセージが書かれていた。夏休みが始まった22日朝、交通整理中の赤井さんの元を姉妹が訪れ、手渡してくれたという。
 東京電力福島第一原発事故による避難で平成23年4月、同市に移り住んだ。以来、平日の毎朝午前7時から8時30分までの間、交通整理を行っている。大熊町の自宅に一時帰宅する日以外は、休んだことはないという。冬の寒さはこたえるが「会津の人には世話になっている。恩返しのつもりでやっている」と話す。
 もともと出張所の2階に仮校舎が設置された大熊中生や町職員の安全のため始めた。鶴城小は校舎の改築工事のため、出張所裏のプレハブ校舎を使っている。大熊中は別の場所に移転したが、赤井さんはその後も児童の安全のため続けている。「こちらから声を掛けることが大事」と、すっかり顔なじみになった児童との交流を楽しんでいる。

カテゴリー:連載・今を生きる

赤井さんに贈られた手紙やメダル

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