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9月試験操業、予定通り いわき市漁協と小名浜機船底曳網漁協

試験操業の実施方針を確認する出席者

 県漁協組合長会は26日、福島市のJA福島ビルで開かれ、いわき市漁協と小名浜機船底曳網漁協が9月の開始を目指す試験操業を予定通り実施する方針を確認した。8月の次回会議で承認する。
 会議には漁協関係者ら約60人が出席した。東京電力の新妻常正常務らが薬剤注入による地盤改良工事や海側遮水壁設置など海への汚染水漏えい対策、海水モニタリング調査の状況などを説明。出席者からは「漏えいが止まらなかった場合、次の対策はあるのか」「一刻も早く漏えいを止めるべき」などの質問や意見が相次いだ。
 新妻常務は、薬剤注入による地盤改良工事のうち、第一弾の海側工事の完了時期は当初予定より数日遅れ、来週にずれ込む見通しも示した。会議後、新妻常務は記者団に「試験操業に影響を与えかねない。喫緊の課題として速やかに対応したい」と語った。
 県漁連の野崎哲会長は「(東電福島第一原発からの)汚染水海洋流出対策や原子炉建屋の状況を注視したい」と慎重に対応する姿勢を崩さなかった。
 いわき沖での試験操業は、沖合はミズダコ、ヤナギダコなどに検討2魚種を含む17魚種が対象。いわき市漁協12隻、小名浜機船底曳網漁協2隻の計14隻が操業し、期間は平成26年6月まで。沿岸はシラスの機船船びき網漁で、いわき市漁協36隻、小名浜機船底曳網漁協5隻の計41隻が出漁する。
 相馬双葉漁港もシラスの試験操業を計画しており、8月18日以降、安全性を確認する重点調査に着手する計画。

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