東日本大震災

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企業誘致や観光振興  「復興大使」派遣先、県の協働事業

 県が福島民報社の「うつくしま復興大使」派遣事業と連携し取り組む「ふくしまから はじめよう。」プロジェクトの概要が固まった。復興大使が訪問する自治体に対し、交流拡大や産業振興などをテーマにした2地域協働事業を提案する。第一陣として村田文雄副知事と復興大使3人が8月3日から5日まで福岡、熊本両県を訪れる。26日、県が発表した。

■第1陣3日から福岡、熊本へ 安積開拓の縁久留米市訪問

 2地域協働事業は企業誘致や県産品の販路拡大、観光振興、文化・スポーツの振興など幅広い分野を視野に入れて検討する。訪問先の特性なども考慮して具体的な提案内容を詰める。本県を除く46都道府県や主要市などに提案する予定で、福岡県では本県への進出を希望する企業の発掘などをテーマに想定している。
 訪問先では本県出身者が全国各地で組織している福島県人会へも情報発信の協力を求める。物産展などで本県コーナーを設け、県産品や観光をPRしてもらう。県によると、県人会は15都道府県に63団体あり、今回は福岡市で福岡福島県人会と懇談する。
 県は今回の協働事業をきっかけに、訪問先の自治体、企業・団体などと末永く交流する基盤を整え、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に弾みをつけたい考えだ。
 3日は福岡県久留米市役所を訪れる。同市は旧久留米藩士が安積開拓に貢献した縁で郡山市と姉妹都市を結ぶなど本県と交流がある。村田副知事と復興大使が佐藤雄平知事の親書を楢原利則市長に届け、協働事業を提案する。震災後、延べ77人の職員を県内に派遣していることへの感謝も伝える。
 4日は同市の「水の祭典 久留米まつり」パレード会場などで村田副知事らが復興へ歩む本県の姿を紹介する。5日は福岡県庁、福岡市役所などを訪問する。

■「大使」に女子中高生3人

 村田副知事らと一緒に福岡、熊本両県を訪問する「うつくしま復興大使」が26日、決まった。渡辺さくらさん(12)=福島市、松陵中1年=、井戸川みな美さん(15)=双葉町、磐城高1年=、増子光希さん(17)=郡山市、郡山高3年=の3人。平成24年度の復興大使を務めた藤田浩志さん(34)=郡山市、農業=が一緒に訪れる。

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