東日本大震災

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再開願いメッセージ 休校の浪江・大堀小

後輩へ書いたメッセージを見ながら学校再開を願う児童

 「笑顔で通学して」「伝統をしっかり守って」-。東京電力福島第一原発事故のため休校している浪江町の大堀小で、震災時に3年1組だった児童の集いが28日、いわき市のパレスいわやで開かれた。児童は学校再開を願い、後輩に向けたメッセージを書き、紙に張った。今後、大堀小の校長室に飾る。
 集いは、6年生になった同級生同士が、夏休みに久々に会い、近況報告をしてもらおうとPTAが企画した。震災後に同級生が集まるのは初めて。33人いた児童のうち24人と保護者、教諭らの計73人が出席した。
 メッセージ記入は、地域の復興を願い、学校をいつまでも心に留めてもらおうと実施した。「後輩に向けて」と「二十歳の自分へ」の2つのテーマで書いた。児童は「頑張って登校して」「ファイト」など思い思いに記入していた。栃木県栃木市に避難する陶穂乃花さん(11)は「児童が笑顔で大堀小に通学する日が来てほしい」と笑顔で話した。茨城県筑西市に避難する田尻直也君(11)は「学校が再開するまで、みんなで伝統を守っていきたい」と力を込めた。
 集いでは、担任だった高野春美教諭(44)=いわき・泉小=らがあいさつし、家族ごとに現在の学校生活や避難生活について語った。高野教諭が一人一人に卒業証書代わりの手紙を手渡し、児童が感謝などの言葉を書いた色紙と大堀相馬焼のカップを手渡した。

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