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今を生きる 古里の風景絵画に 「今を大切に明日にまい進したい」 独学で腕磨き初個展

絵画展を開いた志賀由美子さん。右は夫昭信さん

■小高から相馬に避難 志賀由美子さん(66)
 東京電力福島第一原発事故の影響で南相馬市小高区川房地区から相馬市に避難している志賀由美子さん(66)の絵画展が26~28の3日間、相馬市の振興ビル1階で開かれた。
 東日本大震災の復興支援を続けているNPO法人難民を助ける会の主催。
 志賀さんは夫昭信さん(68)と専業農家をしていた。原発事故後、各地の避難所を転々とし、昨年1月、相馬市の民間借り上げ住宅に落ち着いた。
 古里を追われたショックは大きく、落ち込んだ日々が続いた。支援活動を通じて知り合った難民を助ける会スタッフの横山恵久子さん(相馬市)との交流を通して絵画制作に取り組み、独学で腕を磨いた。郷土の人々を元気づけたいと願い、1年半で約40点を描いた。
 絵画展名は「花は咲く」。「牧場主の思い」「川房公会堂」など地元の風景や住民の思いなどを描いた作品を並べ、来場者の感動を呼んだ。初日にはオープニングセレモニーとして同市のオカリナ奏者・只野和子さんの演奏があった。
 志賀さんは「個展を開くことができ、さまざまな支援に深謝している。今を生き、今を大切にして明日に向かってまい進したい」と語った。(鈴木博・ふるさと記者)

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