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原発事故収束、国が前面に 改選4参院議員座談会

新たな任期を迎え、抱負や本県復興への決意などを語る(左から)若松、森、佐藤、山口の各氏

 福島民報社は2日、臨時国会開会に合わせ、7月の参院選で当選した本県関係の議員4人による座談会を東京都内のホテルで開いた。東京電力福島第一原発事故の収束について、4氏とも国が前面に立って対応すべきとの認識で一致し、政府に働き掛けていく考えを示した。本県を元気にするため、子育てやスポーツ・文化の振興、健康づくり、観光がポイントになるとの意見も寄せられた。
 自民党の少子化担当相、森雅子氏(48)=本県選挙区=と防衛政務官、佐藤正久氏(52)=比例代表、福島市出身=、公明党の若松謙維(かねしげ)氏(57)=同、郡山市在住=、みんなの党の山口和之氏(57)=同、同=が出席した。東日本大震災と原発事故からの復興加速などをテーマに意見を交わした。
 原発事故の収束について、4氏は国の役割の重要性を指摘した。
 佐藤氏と山口氏は前例のない原発事故による廃炉作業を進めるためには東電だけでは対応できないと主張。佐藤氏は原子力政策を推進してきた国の責任に言及し、「安全対策や廃炉作業は国が前面に出る姿勢を示す必要がある」とした。山口氏は「(廃炉作業は)世界の頭脳を結集して解決に当たらなくてはならない」と国に対応強化を求めた。
 福島第一原発の汚染水海洋流出で東電の発表が遅れた問題も取り上げられた。森氏は「国は迅速な情報公開の指導をすべき」と述べ、関係省庁との情報共有化を訴えた。若松氏は汚染水漏れなどの問題が相次ぐ東電を「けが人」に例え、「国が、まずは止血することが最優先」とした。
 明るい未来を切り開くためのアイデアも出し合った。安倍内閣で子育て政策を担当する森氏は復興を担う子どもたちの育成が重要課題になるとの見方を示した。佐藤氏は、県民に元気を与えるスポーツや文化での振興を求めた。若松氏は本県の現状に理解を深めてもらうため、被災地などを巡る観光業の充実を強調した。山口氏は「健康寿命世界一」を提言し、健康づくりの推進を訴えた。

カテゴリー:福島第一原発事故

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