東日本大震災

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昌平高サッカー部監督に 元Jヴィレッジ副社長の高田さん

選手一人一人の課題などを書いたノートを広げる高田さん

 Jヴィレッジ副社長を約11年間務め、7月に退任した高田豊治さん(65)=いわき市平=が同市の東日大昌平高非常勤講師兼サッカー部監督に就任した。選手、指導者、経営者と長く日本サッカー界に携わってきた高田さんが高校の監督に就くのは初めて。「1人1人の個性と自主性を最大限に生かしチーム力を付けさせたい」。J1広島の高萩洋次郎選手(27)=同市出身=ら数多くのトップ選手を育てた豊富な経験に裏付けされた指導法に注目が集まる。
 退任を機に監督就任の依頼を受け、迷わず引き受けた。指揮官としては平成6年に退任した社会人チーム「アンフィニ札幌」以来、19年ぶりだという。7月下旬から連日、グラウンドに立ち1、2年生18人に熱い視線を送る。久しぶりの監督復帰に戸惑いはなく、真っ黒に日焼けした姿から充実感が漂う。
 就任後の練習は2、3時間ほどで、集中して行っている。「自分で感じて考え行動すること」。まずは子どもたちの意識改革から始めた。一人一人の課題や練習メニューを毎日ノートに細かく書き込み、間もなく1冊目を終える。
 23日開幕の第92回全国高校サッカー選手権県大会1次大会が初陣で、初戦は強豪、二本松工高。「高いレベルを目指すには基本プレーは欠かせない。『気持ちと技術』を少しずつ高めながら、じっくり育てたい」と高田さんに気負いはない。「サッカーは生涯現役」。年齢を感じさせないスタミナとパワーの原点はそこにある。

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