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都路「MKFカンパニー」 農畜産復興の先駆けに 農機導入稲発酵粗飼料生産へ稼働式

農機で収穫した稲を確認する冨樫代表(右から2人目)らMKFカンパニーの組合員ら

■田村市都路町 MKFカンパニーの組合員冨樫喜重郎さん(62)ら 

 今春、稲の作付けが3年ぶりに再開された田村市都路町で、地元畜産農家による稲発酵粗飼料(WCS)の生産に向けた作業が進められている。20日、農機の稼働式に臨んだ関係者は「地域を支えてきた畜産、稲作の再生の先駆けになりたい」と意気込んでいる。
 都路町では東京電力福島第一原発事故の影響で平成23、24の2年間、稲の作付けが制限された。冨樫喜重郎さん(62)ら地元の畜産農家5戸は今春の作付け再開を見据え、1月に任意組合「MKFカンパニー」を設立。自給飼料の確保と農畜産業の復興を目指し、除染を終えた水田約20ヘクタールで5月下旬から稲WCS用の稲を共同生産してきた。
 国の東日本大震災農業生産対策交付金を受け、リースで導入した農機2台(細断型ホールクロップ収穫機、自走ラップマシン)が到着したことから、都路町古道字仲内の水田で稼働式を行った。
 式では組合の代表を務める冨樫さんが「稲穂が頭を垂れる姿を見るのはうれしい」とあいさつした。農機を稼働させ、試験的に稲を収穫した。
 完成した稲WCSはサンプルを採取して放射性物質検査を行った上で、組合員が飼育する牛に与える。余剰分が出れば、地域の畜産農家に提供する。

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