東日本大震災

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「安心」を収穫 二本松で早場米刈り取り

早場米「五百川」の刈り取り作業に追われる渡辺さん=二本松市

 本県産の早場米の収穫が21日、二本松市の農家で始まった。昨年に続き県内全域で行う東京電力福島第一原発事故による放射性物質の全袋検査は、22日に同市内で始まる。
 収穫されたのは安達地方を中心に作付けされた「五百川」。同市の2軒の農家で昨年より2-5日早く刈り取った。このうち、同市渋川の渡辺年雄さん(56)は2カ所の水田計50アールにコンバインを入れて収穫した。
 渋川地区は平成24年産米から始まった全袋検査で、市内で唯一、食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える1袋が検出された。渡辺さんの収穫したコメは全て基準値を下回ったが、全量生産出荷管理区域として市の管理計画の下、対策を徹底した。4月の寒波、6月の高温、7月の長雨などにも苦労したが、昨年より質量とも良いという。
 渡辺さんは「昨年は福島のコメというだけで安く取引された。風評に惑わされず、本当に安全で、おいしいコメを評価してほしい」と切実な思いを語った。
 渡辺さんが収穫した「五百川」は全袋検査を経て、等級検査後の24日にも市内の米穀店で販売される。


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