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第一原発タンク底部破損か 規制委、東電に管理態勢見直し指示

 東京電力福島第一原発の地上タンク周辺で汚染水が漏れているのが見つかった問題について、原子力規制委員会は21日、東京都内で開いた特定原子力施設監視・評価検討会の汚染水対策検討作業部会で、タンク底部が破損して汚染水が漏れている可能性を指摘。地下水への浸透がないか早急に確認することや、管理態勢の大幅な見直しなどを指示した。
 東電によると、タンクからはこれまでに約300トンの汚染水が漏れた。しかし、専門家からは「これだけ大量に漏れていながら、なぜ発見できなかったのか理解できない」などの意見が相次いだ。具体的な漏えい箇所も特定できておらず、専門家の一人は「最も圧力がかかるタンク底部が破損し、地面に浸透したとみるのが妥当ではないか」と指摘。タンク直下の地下のボウリング調査を行って状況を確認し、汚染土壌を除去するなどの対策が必要との意見でまとまった。
 さらに、構内にある同型のタンクでも類似のトラブルが発生する可能性があるとして、1基ずつ水位計を設置して監視することや、他の貯蔵施設へ汚染水を移送することが可能か検討するよう指示した。
 また、東電がタンク下に設けている鉄筋コンクリート製のせきの排水弁を常時開放していたことについて、更田豊志委員は「問題だ。何のためのせきなのか」と厳しく指摘。他の同型タンクの排水弁については常時閉じて運用するのが妥当だとの考えを示した。また、大量の水漏れを発見できなかったタンク周辺のパトロールの在り方についても再検討するよう求めた。


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