東日本大震災

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終了7カ所建設の適地 楢葉の中間貯蔵ボーリング調査

松本町長と会談する井上副大臣(左)

 東京電力福島第一原発事故に伴う中間貯蔵施設建設に向けた環境省の現地調査で、井上信治環境副大臣は23日、松本幸英楢葉町長に対し、ボーリング調査を予定する町内12カ所のうち、調査を終えた7カ所はいずれも地盤が固く、建設に適しているとの認識を示した。調査の中間報告のため、いわき市の町いわき出張所を訪れ、伝えた。
 ボーリング調査は町北部の波倉地区の民有地で7月から実施している。冒頭以外、非公開での会談後、井上副大臣は取材に対し「調査は順調に進み、7カ所については基礎地盤が固く、安定している。(中間貯蔵施設の建設地として)適切ではないかと、松本町長に報告した」と述べた。
 今後、調査地点を12カ所から14カ所に増やして地盤などを詳細に分析し、適地かどうかを最終判断した上で、9月末までに結果を町に報告する方針も示した。
 松本町長は、井上副大臣に対し、民有地の地権者に丁寧に説明しながら調査を進めるよう要請した。中間貯蔵施設の建設計画に対しては「(放射性物質が)1キロ当たり10万ベクレル以下の廃棄物のみを受け入れる保管庫という町の位置づけを変える考えはない」と強調した。
 井上副大臣は、東日本大震災と原発事故に伴う災害廃棄物の最終処分を富岡町で計画していることにも触れ、運搬ルートとなる楢葉町への協力も求めた。松本町長は「双葉郡はもとより、県全体の問題であり、意見交換しながら対応する」とした。


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