東日本大震災

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工事の安全を願う 南相馬・大町東災害公営住宅

大町東地区災害公営住宅の完成予想図

 福島県南相馬市が津波被災者向けに建設する10カ所の災害公営住宅のうち80戸と最も世帯数の多い大町東地区(原町区)の安全祈願祭が23日、現地で行われた。住宅は鉄筋コンクリート5階建ての高層棟と、高齢者向け木造平屋の低層棟からなる。平成26年中の完成を目指す。
 同市は小高、鹿島、原町の3区で350戸の建設を予定。一部は造成工事に着手しているが本格的な着工は大町東地区が初めて。高層棟の屋根には太陽光発電システムを設置する。家庭内エネルギー管理システムも各戸に設置し、新エネルギー、省エネルギー対応の設備を特色としている。全体の敷地面積は約1万1千平方メートル。93台分の駐車場などを備える。総事業費は約20億円。
 隣接して非常時に電力を確保する木材チップボイラー発電施設(出力10キロワット)を備えた新エネルギー活用市民交流センターも建設する。
 安全祈願祭では桜井勝延市長、施工する石川建設工業の石川俊社長らがくわ入れして工事の安全を祈った。
 桜井市長は「避難している方々にとって最も重要で期待していた住居が着工となる。事故なく完成させてほしい」とあいさつした。
 市は小高40戸、鹿島90戸、原町220戸の災害公営住宅を整備する予定だが、原町の2カ所の建設地は未定。入居の仮申し込みを25日から9月30日まで受け付ける。募集戸数を上回った場合は抽選となる。

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